ティモシー・シャラメ主演『ウォンカ』の仕上がりは? NetflixTOP10の3位にランクイン
シャラメが若き日のウォンカ役『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
【Netflix TOP10】Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、視聴時間を基準に毎週の人気作品を選出する「Netflix TOP10」。今週は「日本/映画」のランキングから、ティモシー・シャラメ主演の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(2023年)をピックアップ。昨年12月に劇場公開された話題の映画が、9月8日よりNetflixで配信開始となった。
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『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、ロアルド・ダールによる名作児童小説「チョコレート工場の秘密」に登場した工場長ウィリー・ウォンカの若き日の冒険を描いたファンタジー大作だ。「世界一のチョコレート店を作る」という亡き母との約束を叶えるためにウォンカは町へと向かうが、町を牛耳る3人衆に妨害されたり、宿屋の主人に騙されたりと、散々な目にあう。しかし、孤児の少女や宿の住人たちと一緒に、チョコレート店を開くために奔走する。
バートン×デップ版とは別物、シャラメの魅力が活きた楽しいファンタジー
「チョコレート工場の秘密」を原作とする映画といえば、ティム・バートン監督がジョニー・デップ主演で撮った大ヒット映画『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)があるが、その前日譚ではなく、つながりはない。
別の作品とはいえ、バートン×デップ版が一度見たら忘れられないほど独創的で魅力あふれるダークファンタジーであったがゆえに、ポール・キング監督(『パディントン』など)×ティモシー・シャラメ版の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』には期待と不安が半々だったが、実際に見てみると、これがとても良かった。
ティモシー・シャラメはどこか飄々とした雰囲気のある俳優だが、その軽やかさとキラキラした存在感が活きていて、美しい映像と夢あふれるストーリーと相まり、楽しくて温もりのある作品に仕上がっていたのだ。『ハリー・ポッター』シリーズのプロデューサーが手掛けただけあり、マジカルでファンタスティック、チョコを盗み続ける小さな紳士・ウンパルンパ役に、イギリスの俳優ヒュー・グラントを起用したのもスパイスになっていた。これを見たら、チョコレートを食べたくなると同時に、夢を信じ続けるウォンカにきっと魅了されるだろう。未見の方は、ぜひ配信で楽しんでほしい。(文:中山恵子/ライター)
【Netflix日本Top10(映画)/9月9日~9月15日】
1位『レベル・リッジ』
2位『ONE PIECE FILM RED』
3位『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
4位『デイ・アフター・トゥモロー』
5位『武道実務官』
6位『ONE PIECE STAMPEDE』
7位『静かなるドン 第4章』
8位『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』
9位『アグリーズ』
10位『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』
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