【興収レポート】9月に入ってからも『ラストマイル』の快進撃が続いている。本作はテレビドラマ『アンナチュラル』『MIU404』の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が再タッグを組み、両作と同じ世界線で起きた連続爆破事件を描いたサスペンス映画。
週末興行ランキングを見ると、公開2週目の8月30日~9月1日が1位、6日~8日が1位、13日~15日が3位に下がったものの、20日~22日が1位に再浮上、27日~29日が1位。9月29日時点の興収は48.4億円。今年公開された邦画実写映画では2位『変な家』(50.5億円)に迫る好成績となっている。
・満島ひかり&岡田将生が『ラストマイル』語る
・『キングダム 大将軍の帰還』歴代最高のオープニング興収を記録
9月公開作の1位は『スオミの話をしよう』。三谷幸喜監督5年ぶりの新作で、長澤まさみ扮するスオミが失踪したことで、彼女の夫や元夫5人が集まり繰り広げられるミステリーコメディ。宣伝にあたっては、三谷監督や出演者がバラエティ番組に出演してPRに務めた。
例えば、9月8日の日曜日にはフジテレビ系『だれかtoなかい』(西島秀俊、三谷監督)、TBS系『日曜日の初耳学』(三谷監督)、13日の金曜日には『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(長澤、西島、松坂桃李、遠藤憲一、三谷監督)、14日の土曜日にはフジテレビ系『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(長澤、西島、松坂、三谷監督)など。また14日にはフジテレビ系『土曜プレミアム』で三谷監督の前作『記憶にございません!』を放送した。公開17日後の興収は13.5億円で、『記憶にございません!』(最終興収36.4億円)の59%。このペースで興収を伸ばせば、最終的に興収21億円程度が見込まれる。
2位は『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』(13.4億円)。人気アーティスト「Mrs. GREEN APPLE」が23年12月から24年3月にかけて敢行したファンクラブ会員限定ツアー「Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”」のステージを収録し、新たな映像を加えて映画化した作品。
3位は『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ・ゲームの世界で大冒険!』(9.5億円)。「プリキュア」シリーズの21作目として24年2月から放送のテレビアニメ『わんだふるぷりきゅあ!』の劇場版。
[2024年9月公開作ランキング]
1位『スオミの話をしよう』13.5億円
2位『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』13.4億円
3位『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ・ゲームの世界で大冒険!』9.5億円
(ムビコレ調べ。9月29日時点)
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