キアヌ・リーヴスが『スピード』の公開30周年記念Q&Aセッションに登壇!
8日(現地時間)、ロサンゼルスでキアヌ・リーヴスの出世作『スピード』の公開30周年記念のQ&Aセッションが行われ、リーヴスと共演のサンドラ・ブロック、ヤン・デ・ボン監督が当時の思い出について語り合った。
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ロサンゼルスのエジプシャン・シアターにあるアメリカン・シネマテークで開催中のビヨンド・フェスで行われたセッションで、現在60歳のブロックは80歳になった監督に、「なぜあなたが私をその役に望んだかがわかりました。仮にあなたが私を殺しても、私は大女優ではなかったからです」とジョークを飛ばした。仮に撮影中の事故で彼女が死んでしまったとしても、記事の内容は『キアヌ・リーブスの映画で俳優がスタントで死亡』となったでしょう」と笑った。
9月に60歳の誕生日を迎えたリーヴスは、一度は断った『スピード』への出演を決意した理由について「脚本の第2稿、そしてその次を読んで、『OK、これは楽しくなりそうだ』と思ったんです」と語る。そして敬意を込めて監督を「狂気の天才(mad genius)」と呼び、「この狂気の天才と会って、これぞ監督だ!と思いました。ヴィジョンを持つ人だ。このストーリーについて情熱を持っている人だ、と」。
『スピード』は『ダイ・ハード』や『ブラック・レイン』などハリウッドの大作映画で撮影監督として活躍していたデ・ボンの映画監督デビュー作だ。リーヴスは「当時、僕は『ダイ・ハード』の映像に驚嘆していたんです。彼がそれを撮った。すごい!と思った」
リーヴスは撮影にバス11台が使用され、22台のカメラが使われたことや、悪役を演じた今は亡きデニス・ホッパーについて「とてもカリスマ的で献身的。ちょっとクレイジーだけど、完全なプロフェッショナル」と語った。ブロックもホッパーについて「この言葉は好きじゃないんだけど」と言いながら「私は彼がいかにノーマルな人だったかに驚きました。変わった人に思われているかもしれないけど、私にとても優しくしてくれたんです」。
当時は大スターになる一歩前だったリーヴスとまだ無名だったブロックだが、デ・ボン監督は「これだけは言わなければ。ほんの数秒前に、30年ぶりに彼らと会ったんです。(今夜)ここで作品を見て、この2人の俳優をこれほど誇りに思ったことはありませんでした。彼らが私のためにしてくれたことは、彼らにとって不自然なことが多かったのですが、ただただ素晴らしい。この2人が一緒に作り上げた関係性は本当に見事です。今夜スクリーンで彼らを見ると、とてもリアルでした。彼らはまったく完璧でした。すべての感情が正しく、すべての笑いが正しく、すべての笑顔、軽いキス。本当に本当にクールでした。2人とも本当に素晴らしかったと彼らに伝えずにはいられませんでした」と絶賛した。
『スピード』はリーヴス抜きで1997年に続編『スピード2』が製作されたが、第3弾の可能性について質問されると、ブロックは「老人バージョン。速さはないでしょうね」と一言。「業界がその企画を許容するほど勇敢になった頃に、私たちがまだ業界にいるかどうかもわからない」とも付け加えた。
ただリーヴスとの再共演は願っているようだ。今年5月、2人でポッドキャスト「50MPH」に出演した際にブロックは「死ぬ前に、この世を去る前に、キアヌと私はカメラの前に立つ必要がある」と将来の共演の可能性について語った。リーヴスは「僕たちは車椅子か歩行器に乗っている? たぶんね」と冗談めかして応えていた。
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