横浜流星、吉岡里帆から“唯一下手”だったものを暴露される!?「手こずってるのを見てあぁ人間なんだなと…」
週末興行収入ランキングで堂々の初登場1位の大ヒットスタート
第49回報知映画賞で主演男優賞、助演女優賞、作品賞の3冠を受賞を果たした映画『正体』が公開され公開初日舞台挨拶が開催。逃走を続ける主人公・鏑木を演じた主演・横浜流星をはじめ、鏑木の無実を信じる沙耶香を演じた吉岡里帆、鏑木を犯人ではないかと疑う和也を演じた森本慎太郎、鏑木に恋心を抱く舞を演じた山田杏奈、鏑木を追い詰める又貫を演じた山田孝之、そして監督の藤井道人が登壇し、公開を迎えた今の想いや撮影裏話などをたっぷりと語った。
・横浜流星演じる逃亡犯のエモーショナルな人間ドラマを凝縮! ヨルシカの主題歌「太陽」が主人公に寄り添うスペシャルMV
「横浜流星の主演で長編映画を作る」と決めた藤井道人監督と横浜流星が、4年という歳月をかけて完成させた渾身の一作がついに公開を迎え、11月29日~12月1日の3日間で興行収入2億241万2700円、劇場動員数16万5647人を記録。週末興行収入ランキングで堂々の初登場1位を獲得する大ヒットスタートを切った。
11月29日には公開初日舞台挨拶が開催され、主演の横浜、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之、藤井監督が登壇。横浜は満員となった観客席を見渡し「今日この日を迎えることができて幸せに思います。4年をかけてスタッフ、キャスト一同妥協せずに作り上げました。この作品をたくさんの方に愛してもらえたらうれしいです」と挨拶した。
続いて吉岡は「ようやくこうしてお客さんに見てもらえることがとても感慨深いです」、森本「この映画の力を感じ取ってもらいたいなと思いますし、広まっていくことを楽しみにしています」、山田杏奈「皆さんのところに届いていろんな感情を生んでくれる、すごく素敵な映画だと思うので、世界に浸って楽しんでいただける映画だと思います」、山田孝之「いろいろと状況によって何を感じるかは人それぞれだと思いますが、それを大事に取っておいて家族やいろんな人と話してみてください」と、それぞれ初日を迎えた思いを口にした。
先日発表された第49回報知映画賞で、作品賞、主演男優賞、助演女優賞の3冠を受賞した本作。主演男優賞を受賞した横浜は「何よりまず作品賞がうれしいです。『正体』に携わった関係者のみなさまに『おめでとうございます』という気持ちですし、 本当に皆様のおかげなので、感謝の気持ちでいっぱいです」と受賞の気持ちを語った。
助演女優賞を受賞した吉岡も「藤井監督に連れてきていただいたなというのが最初に感じたことで。自分の良さを分かってくれる監督と出会わないと花は開かないと思うので、素敵な監督、スタッフ、キャストの方々と出会えて本当に幸せものだなと思います」と喜びを噛み締めた。
そして、作品賞を受賞した藤井監督は「スタッフ一同の力ですが、お客さんに届けるために頑張ってきたことが認められたのは嬉しいです。賞をいただくともっといいものを作らないといけないなと思いました」と受賞の思いを語った。
企画から4年という道のりを経た本作。藤井監督は「自分自身公開せずに終わってしまったこともありますし、企画から流星が横にいてくれて一緒にこの映画をやろうと走りきれたこと自体が奇跡だといつも思います。本当に流星に感謝したいなと思います」と、公開までともに伴走してきた横浜への思いを語る。
それを受け止めるように横浜も「無事に完成して皆さんに届けられることを心から幸せに思います。自分の中でも一つの集大成の作品になったので、多くの方に届いて欲しいと心から思っています」と続けた。
感動だけでなく、サスペンスのハラハラ、ドキドキもあり何度も楽しめる本作。吉岡は「衝撃だったのが、和也(森本)と鏑木(横浜)の出会いのシーン。(山田)杏奈ちゃんと何度か話しているんですけど、2人がお酒を飲むシーンがすごく好きなんですよ。鏑木が和也に友だちになろうよって言われるシーンで、グッと掴まれました」と印象的なシーンを挙げる。
それを受けて森本は「シンプルに嬉しいです。やったー!という感じ。僕自身、毎日毎日これで大丈夫なのかな?と不安の中での撮影で流星くんがすごく支えてくれたという記憶があって。見終わった後に帰り道でこれまでの自分の人生を振り返りましたね。そういう作品にあまりこれまで出会ったことがなかったので感謝でした」と続けた。
また、森本は“5つの顔”を持つ逃亡犯として潜伏し日本を縦断する主人公・鏑木を演じた横浜について、「単純に流星さんがめちゃくちゃ大変だったんだろうなとあらためて思いました。ほんとにすごいなと思ってましたね」と語ると、吉岡も「あらゆるシーンへの適応能力や感性が万能すぎてびっくりすることが多かったんですけど、餃子を一緒に作るシーンがあって、唯一それだけは下手でした(笑)」と意外な横浜のエピソードを披露。「手こずってるのを見てあぁ人間なんだなと思ってました」。
本作が初共演となった山田孝之も「うれしかったですね。過去にビートたけしさんと『破獄』というドラマで追われる役だったんですよ。今回は追う役なのでその大変を知っているので、流星ががんばるんだなと。藤井監督の作品ですし、この作品で一緒にできて良かったですね」とそれぞれ横浜との思いを語った。
最後に、藤井監督は「この作品は今日から旅に出て皆さんの元にお届けできて感無量です。スタッフ一同何度見ても感動できるように尽力しました。たくさんに人に届いて何年か後にも先にも思い出していただけたらと思います」とコメント。
横浜も「それぞれ受け取ったものを大切にして欲しいです。その思いを自分の中に落とし込んで、皆さんにとって大切なものになったら嬉しいです」とあらためて観客にメッセージを送り、舞台挨拶は終了した。
『正体』は現在公開中。
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