鈴木亮平、タキシード着こなし“ベストドレッサー賞”も! 『シティーハンター』3冠に「諦めなければ夢は叶う」と感動スピーチ
「アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード」で日本発Netflix作品が5部門を受賞
鈴木亮平が主演を務めたNetflix映画『シティーハンター』が、第7回「アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード」にて「最優秀作品賞」を受賞。さらに、鈴木は日本人で初となる「最優秀コメディ部門主演俳優賞」「最優秀主演男優賞」をW受賞し、当日レッドカーペットを彩ったゲストの中からなんと「アジアベストドレッサー賞」にも選ばれた。
・「昭和の“もっこり”じゃなくて、令和の“もっこり”」鈴木亮平と森田望智が語る『シティーハンター』撮影の裏側
第7回「アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード」が12月3・4日にシンガポールで開催され、日本発のNetflix作品が驚異の5部門を受賞した。今年4月より配信がスタートしたNetflix映画『シティーハンター』が、作品としては3冠を見事達成。昨年2023年12月に配信がスタートしたNetflixシリーズ『幽☆遊☆白書』が日本作品としては史上初となる「最優秀視覚効果賞」、今年7月より配信がスタートした映画『屋根裏のラジャー』が「最優秀アニメーション作品賞」を受賞した。
日本時間3日・4日と2daysに渡ってシンガポールで開催された受賞セレモニーにおいて、1日目は『屋根裏のラジャー』で国際版プロデューサーを務めた、スタジオ・ポノックのジェフ・ウェクスラーが登壇。「我々は手描きアニメーションという芸術表現を大切にしており、本作でもそれを実現できたことを誇りに思います」と喜びを語った。
2日目となる4日には実写作品の受賞式が開催され、『幽☆遊☆白書』でVFXプロデューサーを務めた赤羽智史(THE SEVEN)、ならびに本作でタッグを組んだスキャンラインVFXを代表してCindy Khooが受賞スピーチを行った。
赤羽は「月川翔監督、VFXスーパーバイザー坂口亮、才能ある海外のVFXアーティストたち、彼らの献身的なサポートがこの作品を素晴らしいものにしてくれました。とても長い旅でしたが、素晴らしい賞を受賞できて大変嬉しいです」と喜びを噛みしめた。
Cindyは「スキャンラインVFXを代表して感謝します。このプロジェクトで、技術的にも多くの限界を押し広げたと感じています。これは全て、クリエイターたちの献身的な仕事のおかげで可能になりました」と、日本作品初となる快挙への喜びとグローバルワンチームへの感謝の言葉を綴った。
また、『シティーハンター』より主演・鈴木亮平も授賞式に参加し、3受賞目となる「最優秀主演男優賞」の際には、トロフィーを授与され感慨深げな様子で、「『シティーハンター』の実写映画を作ることは、僕にとってまさに子どもの頃からの夢でした。この受賞に心から感謝するとともに、もし許されるなら、この場をお借りしていま夢に向かって頑張っている人たちへ伝えさせてください。それは、夢は叶うということ。全部ではありませんが、叶う夢は確かにあります。その夢を心に強く願い、一心不乱に努力し続け、諦めなければ、誰かがきっとあなたを見てくれています。そして準備ができた時に、チャンスはあなたの元にやってくるのです。だから、意志の力を信じて、夢を見続けましょう」と、自身にとって特別に思い入れの強い作品と役柄での受賞とだけあって喜びもひとしおのようだった。
授賞式直後の鈴木に改めて受賞の喜びを聞くと、「まさかの結末で本当に驚いております。もちろん俳優として頂いた賞も嬉しいですがなんと! 「最優秀作品賞」いただきました…もうそれが何より嬉しいです。すぐに森田(望智)さんに、香(役名)さんに、“いただいたよ!”とメッセージを送りました。本当にありがとうございます! 皆さんのサポートのおかげです」と感謝を口に。
続けて「一番びっくりしたのはなんと私、今夜『ベストドレッサー賞』もいただきました(笑)。見てください! このタキシードです(笑)。スタイリストさんに感謝です。引き続き皆さん、シティーハンターを楽しんでください! ありがとうございます!」と緊張も少し解けた様子で、トロフィーを両手に抱えながら感謝の気持ちを語った。
2018年からシンガポールで開催されている「アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード」は、アジアの17の国・地域の映画、テレビ業界の優秀な作品を表彰するアジア最大級の賞。過去にはNetflixで配信されている『愛の不時着』『ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です』『二十五、二十一』『ザ・グローリー』が最優秀ドラマシリーズ賞、『泣きたい私は猫をかぶる』(20年)『バブル』(21年)『ONI ~ 神々山のおなり』(22年)が最優秀アニメーション作品賞、『浅草キッド』(21年)『ハンガー: 飽くなき食への道』(23年)が最優秀作品賞を受賞している。
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