板垣李光人、“肛門”で大変な目に!?「せき止めるのは大変なんです!」ブラックな体内環境の過酷さ訴える
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『はたらく細胞』細胞大集合プレミアに総勢15名のキャスト&監督登壇
映画『はたらく細胞』の【『はたらく細胞』細胞大集合プレミア】が開催され、赤血球を演じる永野芽郁、白血球(好中球)を演じる佐藤健の主演の2人に加え、芦田愛菜、阿部サダヲ、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、新納慎也、小沢真珠、Fukase、武内英樹監督が登壇。第1部となるカーペットイベントでは総勢15名でレッドカーペットを煌びやかに埋め尽くし、第2部となる完成披露試写会では撮影秘話など貴重な裏バナシで会場をわかせた。
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主人公の一人・赤血球を演じた永野芽郁は、「本当に心強いキャストの皆さんが集まってくださって、今日こうやってみんなで並べて、どこを見ても素晴らしい方々がいてくださって、ついに公開が迫ってきたなと思っております!」、もう一人の主人公・白血球を演じた佐藤健は、「ワクワクしますね。皆さんの気持ちが伝わって本当にうれしいです!」と大熱狂の観客たちに笑顔を向けた。
自身が演じた役について問われると、永野は「私が何をしていても、健さん演じる白血球さんが守ってくれるので、守られるっていいなと思いました」と語り、これには会場中から「フ~♪」と甘い歓声が上がり、佐藤も「守り甲斐がありました」と応えていた。
劇中で健康な女子高生・日胡と不健康な父・茂という親子を演じている芦田愛菜と阿部サダヲ。芦田は久々の親子共演となった阿部について「久しぶりに一緒にお芝居をさせていただいてすごく安心感がありました。映画には親子の絆を描く部分も出てくるので、阿部さんにお芝居をたくさん引き出していただきました」と尊敬の念を込めてコメント。
対する阿部は、「どうですか、大人になったでしょう」と得意気に返しつつ、「頼もしかったですよ。僕たちは細胞ではなく人間のパートを演じましたが、すごく丁寧に楽しく撮影させていただきました」と充実の撮影を振り返った。
強力な殺傷能力を持つ免疫細胞であるキラーT細胞を演じた山本耕史は、「完成した映画を見て、体内と外とでまるで違い世界観になっていて、同時に違う映画を見ているような感覚すらあって、新しいなと思いました」とコメント。
同じく“武闘派”ながら一匹狼タイプのNK細胞を演じた仲里依紗は、「お腹が出ている衣装だったので、体も絞らないといけないしアクションもやらないといけないしで、この役は本当に忙しかったです! でもアクション経験のある山本さんが近くにいてくださったので心強かったです」と、さまざまなチャレンジを行った役であることを明かした。
優しい笑顔でたくさんの役割をこなす細胞・マクロファージを演じた松本若菜は、「マクロファージはふわっとしたスカートを履いて大きな鉈を振るうような役だったので、普段使わない筋肉を使いながら、ワイヤーアクションもさせていただいて楽しかったです」と語り、佐藤から「“極道の妻”みたいな、めっちゃかっこいい瞬間がありましたよ」と絶賛される一幕も。
芦田演じる日胡の健全な体内に比べ、阿部演じる不摂生にもほどがある父・茂の“ブラック”な体内の細胞を演じた、板垣李光人と加藤諒。新米赤血球役の板垣は、「茂さんの体内はなかなか過酷なものがあって、屈強な男性陣が演じる細胞たちに押しつぶされそうになるシーンがあるんですけど、リアルな苦悶の表情を撮っていただいて、一生忘れられない撮影になりました!」と苦労を明かした。
先輩赤血球役の加藤は「肛門のシーン、過酷でした! 経験したことないようなアクションシーンを撮っている感じでした。完成した映画を見たら、『僕たちあそこにいたんだ』と思いました…!」と、劇中屈指の“笑撃”シーンの思い出を語った。
日胡の憧れの先輩・武田新を演じた加藤清史郎は、「僕たちの撮影は過酷とはかけ離れていて(笑)、阿部さんと愛菜ちゃんの親子がとても素敵で、あたたかい気持ちになりながら撮影できたと思います。細胞の世界から見たら僕たちも“はたらく人間”ということで、がんばりました!」とコメント。
対する芦田は「清史郎君は『僕はさわやかな先輩にならないといけないから』とおっしゃっていましたが、すごくさわやかでした!」と共演者として太鼓判を押した。
続いて公開を待ち望むファンに、W主演の永野、佐藤からメッセージ。永野は「一人でも多くの人々に楽しんで見ていただきたい映画になったなあと思います。体は世界共通で皆さんが持っているものなので、共感したり、自分を大切にしようと思ったり、体についても考えられる映画になっているので、ぜひ劇場でご覧ください!」と呼びかけた。
佐藤は「笑って泣けてタメになる、そして見終わった後少しだけ昨日より自分の体のことを愛おしく思える映画です。大切な人をつれて、劇場にお越しください」と力強くコメントした。
続いて行われた完成披露試写会の舞台挨拶では、メガホンを取った武内監督が、「この素晴らしい原作を作ってくださった清水茜先生に、この映画を撮らせていただいた感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございます!」と感謝の意を述べた。
撮影現場での裏話の話題になると、佐藤は自身が演じた白血球の“白塗りメイク”について言及。「撮影の時がちょうど花粉の時期で。鼻をかむたびに、白塗りがちょっとはげちゃうんですよ。でも、白血球もシーンによってそのときの感情や状況によって白が変わっても良いか、と開き直りました。全シーン、僕の白がどの白なのかに注目していただけると嬉しいです!」と語り会場を笑わせた。
永野は、佐藤、山本、仲と撮影の待機中に起きた、“鳥”にまつわる騒動についてコメント。「部屋に鳥さんが飛び込んできて、どうやったら部屋から出せるかみんなで調べて、最終的にスマホのライトをつけて誘導しようとしたら、ライブ会場みたいになっちゃって(笑)。一致団結して鳥さんの救出劇、印象的でしたね!」と、抜群のチームワークを感じさせるエピソードを披露。
芦田は加藤清史郎演じる武田先輩と水族館でイルカショーを見るシーンを挙げ、「思った以上に水が飛んできて、カッパを着ていたのにダッフルコートが絞れるぐらい濡れたんです。本当に楽しくて、その時はドーパミン全開だったと思います!」と笑顔に。
これに対し佐藤が、「デートでは濡れたほうがいいらしいですよ、私調べですけど」と突然コメントし、「『はたらく細胞』では4DX上映もあって、濡れる演出もあるので、デートにおすすめです!」と主演の一人らしく推薦していた。
阿部は、演じる茂がトイレを我慢するシーンを挙げ、「ずっとトラックの中で我慢してたので、どこまで我慢できるんだろうと…。会場の皆さんは我慢してませんか? 意外と細胞たち、肛門括約筋たちが助けてくれますよ!」と会場に呼びかけ笑いを誘っていた。
そんな茂の肛門で大変な目にあう新米赤血球を演じた板垣は、「本当にせき止めるのは大変なんです!」、先輩赤血球役の加藤は「我慢って、こんなに細胞が頑張ってるっていうことなんだ…っていうくらい、僕たちは肛門括約筋たちに挟まれていました。不摂生ってこんなに細胞をいじめてしまうんだなと思いなおすぐらい、色々大変な目にあいました!」と、2人して“ブラック”な体内環境の過酷さを訴えた。
Fukaseは佐藤とのバトルシーンを挙げ、「健君が手加減しなくていいと、もっと来いというわけですよ。敵役として『死んじゃえ!』みたいな気持ちでぶつかって、役者ってこういう感じなのかなと思いました」と、佐藤との共演で得た手応えについてコメント。
舞台挨拶の最後には、永野が「この映画を見て、皆さんが自分の体を大切にしながら年末年始を過ごしてくださったら嬉しいです!」とコメント。
佐藤は「あらためて、王道のエンターテインメントというものはやっぱりいいんだなとすごく思い知りました。個人的には、子どもたちが喜んで笑ってくれたらいいなと思います。こういう映画が生まれたことが嬉しいし、携われたことが非常に光栄だし、こう映画がヒットしてほしいなと思います。ぜひ皆さんのお力をおかしください!」と語り、拍手喝さい。大盛況のうちに舞台挨拶は幕を閉じた。
『はたらく細胞』は12月13日より劇場公開。
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