『トップガン』大ヒットを受けてアメリカでは軍への入隊希望者が急増
トム・クルーズが、映画で演じた役を介した「優れた貢献」により、アメリカ海軍から海軍省外の民間人に贈られる最高の栄誉である「米海軍公共サービス殊勲賞」を授与された。
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1986年の主演作『トップガン』が大ヒットを受けてアメリカでは軍への入隊希望者が急増、クルーズは他にもアカデミー主演男優賞候補になった『7月4日に生まれて』(89年)、『ア・フュー・グッドメン』(92年)でも軍人を演じた。
17日(現地時間)、クルーズが『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作の撮影で滞在中のイギリス・サリー州のロングクロス・スタジオで授与式が行われ、カルロス・デル・トロ米海軍長官から勲章を手渡されたクルーズは「私は全ての軍人を讃えます」と言い、「人生において、私にとって非常に真実であるのは導くこと、奉仕することであると知っています。それを心の奥底から知っていますし、私は軍人の方々の中にそれを見ます」と語った。
デル・トロ長官は「多くの映画を通じて何十年も海軍を支持してきたトム・クルーズに公共サービス殊勲賞を授与できて光栄でした。彼の仕事が、何世代にもわたって海軍と海兵隊へ務めることへのインスピレーションとなってきました」と讃えた。
海軍は、クルーズが出演作を通じて「海軍要員とその犠牲に対する国民の意識や感謝を高めた」としていて、実際に2022年の『トップガン:マーヴェリック』の公開後も若年層の海軍への関心が高まったという。
クルーズは「現在、または過去に勤務していた多くの船員たちのインスピレーションの源になれたことがうれしいです。この努力は私だけではなく、全てのセットで私が一緒に仕事することのできたキャストやスタッフのおかげでもあります。彼らこそが作品に命を吹き込んでいるのです」と謙虚に語った。
36回目となる米海軍公共サービス殊勲賞は過去に、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を描いた『プライベート・ライアン』(98年)のスティーヴン・スピルバーグ監督と主演のトム・ハンクスにも授与されている。
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