シンママに肉体関係迫る公務員、生活保護を不正受給するドラッグの売人…クズとワルしか出てこない特報映像に注目

#ケナは韓国が嫌いで#平場の月#悪い夏

『悪い夏』
(C)2025 映画「悪い夏」製作委員会
『悪い夏』
『悪い夏』
『平場の月』
『ケナは韓国が嫌いで』

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北村匠海主演『悪い夏』の追加キャストが公開され話題に。また、リアルで切ない35年越しの初恋ラブストーリー『平場の月』のキャスト&スタッフ発表や、第28回釜山国際映画祭オープニング作品で話題を呼んだ『ケナは韓国が嫌いで』公開決定のニュースも大きな注目を集めた。

『悪い夏』の追加キャストが発表! クズとワルしか出てこない特報映像

北村匠海を主演に迎え、染井為人のサスペンス小説を映画化した『悪い夏』に、追加キャストとして河合優実、伊藤万理華、毎熊克哉、箭内夢菜、竹原ピストル、木南晴夏、窪田正孝の出演が決定した。

『悪い夏』

本作は、真面目に生きる気弱な公務員の破滅への転落と“今そこにある”恐怖を描くサスペンス・エンターテインメント。第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した染井為人の原作は、育児放棄寸前のシングルマザー、彼女を揺すり肉体関係を迫る公務員、裏社会の住人、生活保護の不正受給をするドラッグの売人など「クズとワルしか出てこない」と話題を呼び、累計18万部以上を売り上げた。

今回追加キャストとして出演が発表された河合は、本作の撮影について「タイトルどおりの、息苦しい湿り気を持った記憶にもなっています。それくらい出会う人たちの悪意や執着の質感が生々しかったです」と振り返っている。併せてクズとワルしかでてこない特報も公開されているので、こちらもぜひチェックしてほしい。

・シングルマザーの色仕掛けで気弱な公務員が闇堕ち クズとワルしか出てこない話題作に中毒者続出

堺雅人、8年ぶり映画主演作は大人のラブストーリー

リアルで切ない35年越しの初恋ラブストーリー『平場の月』のキャスト・スタッフが発表された。堺雅人が主演、井川遥が相手役を務める。

(C)2025映画「平場の月」製作委員会
(C)2025映画「平場の月」製作委員会

35年振りに再会した中学時代の同級生同士。お互い独り身となり、様々な人生経験を積んだ2人が意気投合し、中学生以来、離れていた35年のときを埋め心を通わせていくストーリーは、「こんな大人の恋愛小説は読んだことがない!」と多くの話題を呼び、発売当初から映像化権をめぐり、30社以上からのオファーを受け、満を持して映画化となる。

主人公・青砥健将を演じるのは、堺雅人。映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』(17年)以来8年ぶりの映画主演となる。堺は、相手役を務める井川について「僕が演じる青砥は井川さん演じる須藤あっての青砥だと思っています。撮影が始まり、役としての井川さんと出会って、須藤の横にずっといたいなという気持ちが強くなりました」と語っている。

・堺雅人「横にずっといたいなという気持ちが強くなりました」8年ぶり主演映画はリアルで切ない大人のラブストーリー

「韓国の是枝裕和」チャン・ゴンジェ監督の最新作が話題

28回釜山国際映画祭オープニング作品で話題を呼んだ『Because I Hate Korea(英題)』が、邦題『ケナは韓国が嫌いで』として公開されることが決定した。

(C)2024 NK CONTENTS AND MOCUSHURA INC. ALL RIGHTS RESERVED.
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現代の韓国社会を舞台に、生まれ育った場所で生きづらさを感じる女性が人生を模索する姿を描いた本作。小説「82年生まれ、キム・ジヨン」と同じ出版社から2015年に刊行され、ベストセラーとなった小説「韓国が嫌いで」を原作に、韓国の若者が直面する現実を映し出す。

監督は「第2のホン・サンス」や「韓国の是枝裕和」と称され、映画『ひと夏のファンタジア』(15年)で知られるチャン・ゴンジェ。2015年に原作を読んだ監督自らが映画化を熱望し、9年の歳月をかけて完成させた。

チャン・ゴンジェ監督は、主人公のケナとは年齢や性別、立場も異なるが、共感し、強烈な印象を受けたと言い、「韓国は過酷な競争社会で、自殺率は世界でも最悪の水準です。この10年は社会を揺るがす大きな事件も続きました。韓国の華やかな一面が取り沙汰される一方で、“本当に社会は健康なのか?”と問いたいと思い、韓国を好きになるためにこの映画を作りました」と本作について語っている。

・熾烈な競争、格差はびこる韓国を脱出した女性の行く末は? 韓国の是枝裕和が放つ問題作