佐藤勝利、愛を憎むがゆえに犯した“間違い”…与えられた罰とは? 手塚治虫原作のダークファンタジーがドラマ化
手塚治虫の壮大なSF青春ストーリーを現代解釈したダークファンタジー
佐藤勝利と髙石あかりをW主演に迎え、手塚治虫の原作を実写ドラマ化したダークファンタジー『アポロの歌』に、西垣匠、森田想、河井青葉、ふかわりょう、池内博之の出演が決定。キャストからコメントが到着した。
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本作は、1970年に「週刊少年キング」で連載された鬼才・手塚治虫の壮大なSF青春ストーリーを実写ドラマ化したダークファンタジー。手塚が「愛のいくつかのケースについて、それが人間の生き方とどうかかわりがあるかを描きたいと思いました」との言葉を残している原作を、手塚プロダクション監修のもと、現代解釈版の物語として蘇らせた。
幼少期に起きた母親とのトラウマで、愛を憎むようになった近石昭吾(佐藤勝利)は、愛してもいない女性の家に転がり込んでは金をもらい生活を続けていた。幼馴染の渡ひろみ(髙石あかり)との関係だけは特別な何かを感じていたが、ある日、ひろみが自らに好意を抱いていることを知り、愛を憎むがゆえに決定的な間違いを犯し、ひろみを死なせてしまう。
行きついた世界で、昭吾は女神にある罰を言い渡された。それは「何度生まれ変わっても一人の女性を愛し、結ばれる前に死ぬ」というものだった。逃れられない転生のループと女神の啓示により、昭吾はいくつもの世界をさすらいながら、愛と向き合うことになり…。
幼少期の母とのトラウマのせいで、愛を軽蔑して生きている大学生・近石昭吾役には、2011年に男性アイドルグループ「Sexy Zone」のメンバーとしてデビューし、映画『ハルチカ』(17年)『ブラック校則』(19年)、連続ドラマ『青野くんに触りたいから死にたい』などで主演を務め、俳優としても頭角を現す佐藤勝利。
昭吾の幼なじみで、歌手になる夢を見ながらバーで働いている渡ひろみ役には、映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズで大きな注目を集めた高石あかり。2024年には映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』で第49回報知映画賞の助演女優賞を受賞したほか、映画『きみの色』での声優や日曜劇場『御上先生』のレギュラー出演、さらにNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに大抜擢されるなど、その存在感と確かな演技力が評価されている。
今回、本作のレギュラーキャストが一斉解禁された。昭吾の大学の友人・下田役には、2021年MBS/TBSドラマイズム『夢中さ、きみに。』で俳優デビューを果たし、『みなと商事コインランドリー』でブレイク。日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』の出演でも話題となたた気鋭俳優・西垣匠。
ひろみとバーで働く同僚の康子役には、2018年公開の映画『アイスと雨音』にて初主演を務め、映画『朝が来る』(20年)『わたしの見ている世界が全て』(23年)、NHK連続テレビ小説『エール』など数々の作品に出演、『辰巳』(24年)『朽ちないサクラ』
(24年)『サユリ』(24年)『NN4444』(24年)『愚鈍の微笑み』(24年)『正欲』(24年)での演技力が評価され、2024年第16回TAMA映画賞にて最優秀新進女優賞を受賞した超実力派・森田想。
昭吾の母親・順子役には、第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した映画『偶然と想像』(21年)で第35回高崎映画祭の最優秀主演俳優賞を受賞し、第37回ヨコハマ映画祭で、『お盆の弟』(15年)と『さよなら歌舞伎町』(14年)にて助演女優賞を受賞。『あんのこと』(24年)『かくしごと』(24年)など数々の映画で存在感を放つ河井青葉が決定。
謎の男・山部役を演じるのは、慶応大学在学中の1994年にお笑い芸人としてデビューし時代を築きながら、現在はバラエティー番組でのMCやコメンテーターとしても活躍する一方、ROCKETMANとして音楽活動を行い、エッセイストとしても話題を集めてそのマルチでユニークな才能に注目を集め続けている、ふかわりょう。
昭吾の大学の教授・榎役には、2000年にエランドール新人賞を受賞したのち、映画『13の月』(06年)で初監督を務めたほか、映画『アウトレイジ 最終章』(17年)、ドラマ『GTO』『ビューティフルライフ』『ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-』『インフォーマ-闇を生きる獣たち-』、など数々の話題作に出演。中国映画、香港映画などにも多数出演し話題を集める実力派俳優・池内博之。
■西垣匠
下田役を演じさせていただきます。西垣匠です。初めてお話をいただいた時は、手塚治虫さん原作の作品に出演できることがとても嬉しく感じました。下田はどの世界でも性格が微妙に違うので、その差をどう表現するか、悩みました。いろんな世界の下田が昭吾やひろみとどのように関わっていくのか、楽しみにしていただけると嬉しいです。世界が何度も入れ替わり、テンポも速い作品となっていますが、テーマはただ一つ「愛」です。ご覧になる皆様にも、この作品を通してぜひ「愛」について考えていただければと思います。「とあるシーン」のために、筋トレも頑張りました! 放送をお楽しみに!
■森田想
康子役を演じました、森田想です。原作にある鮮烈で豊かな世界観が二宮監督の演出で実写として姿を変えること、W主演が佐藤さんと髙石ちゃんという、ビジュアルは勿論内面から輝く存在お2人であるということが、参加する身としてとても楽しみでした。撮影時はキャストスタッフの皆さんが伸び伸びと出来る、鼓舞し合える笑いの絶えない現場で、西垣さん含め4人で談笑出来る時間もあったりシーン以外でも思い出が残る作品でした。実写ドラマとして進むので、よりスピード感のある物語は毎回次が気になる展開ですし、アポロの歌ワールドを十分に知っていただけると思います。お楽しみに!
■河井青葉
手塚治虫さんの原作を読みました。衝撃でした。『アポロの歌』このスケールの大きな愛についての物語が、どんな風にドラマになるのか楽しみにしています。愛ってなに? 深くて、複雑で、明確な言葉で説明できないけれど、たしかに「ある」この感情の正体をドラマの中で発見出来るかもしれません。
■ふかわりょう
自分で言うのもおこがましいですが、とてもぴったりな役をいただきました。もはや、わたし以外は考えつかないくらいです! 普遍的でありながら、現代社会に突き刺さる。そんな手塚治虫先生の世界にこのような形で入れたことに感謝しています。自分が体感した世界が、画面を通してどのように伝わるのか。二宮監督による手塚ワールドを多くの人と共有できることを願っています。
■池内博之
手塚治虫原作の作品に参加できるなんてワクワクがとまりませんでした! 脚本を読んだらもうあっという間に読み終えてしまう程、物語に引き込まれていきました。作品のテーマには「愛」がありますが、この摩訶不思議なスパイラルの中で困難を乗り越えながらもどう主人公が成長していくのか、非常に楽しみです。人間と合成人が生きる世界も必見です! 世代を問わず沢山の方にこの作品を見ていただけたら幸いです。
『アポロの歌』はMBSにて2月18日より毎週火曜24時59分、TBSにて同日より毎週火曜25時28分放送。
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