ジェームズ・ボンドを卒業したダニエル・クレイグ、青年との一途で切ない恋愛に溺れていく孤独な男を熱演

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『クィア/QUEER』
(C)2024 The Apartment S.r.l., FremantleMedia North America, Inc., Frenesy Film Company S.r.l. (C)Yannis Drakoulidis
『クィア/QUEER』
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『クィア/QUEER』

ウィリアム・S・バロウズが人生を赤裸々に綴り、一度は出版を封印した自伝的小説を映画化

『君の名前で僕を呼んで』(17年)のルカ・グァダニーノ監督が、『007』のジェームズ・ボンドを卒業したダニエル・クレイグ主演でお届けするラブストーリー『クィア/QUEER』。本作より、一途で切ない恋愛に溺れていく主人公リーや、恋心を寄せられるユージーンを捉えた新場面写真を紹介する。

・ダニエル・クレイグ最新主演作は青年との赤裸々な愛の物語!! ウィリアム・S・バロウズの自伝的“封印”作品『クィア/QUEER』予告編解禁

・【動画】ダニエル・クレイグ、美しすぎる青年と一目で恋に落ちる。ルカ・グァダニーノ監督作/映画『クィアQUEER』予告編

『君の名前で僕を呼んで』でひと夏の切ない恋を描いたグァダニーノ監督が、今度は愛する相手と心身共にひとつになりたいと切望する男を描く。2024年の第81回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミアを迎え、第96回ナショナル・ボード・オブ・レビューでダニエル・クレイグが主演男優賞を受賞。第82回ゴールデングローブ賞でも、主演男優賞(ドラマ部門)でノミネートされるなど、多くの映画賞を賑わせている。

『クィア/QUEER』

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主人公の孤独な中年男リーを演じるのは、007シリーズの主人公ジェームズ・ボンドの鎧を脱ぎ捨てた新生ダニエル・クレイグ。ボンドとは全く異なる魅力で、自分を保てないほどに相手を求める圧倒的ピュアネスを演じきる姿は、あまりに痛く愛おしく、私たちの心を激しく搔き乱す。

リーが恋する相手のユージーン役には、映画ファンの間で今年最高の“発見”との呼び声も高いドリュー・スターキー。一見クールで感情を露わにしない新世代に見えつつも、己のアイデンティティへの戸惑いや葛藤が垣間見える絶妙な表情で、ユージーンの心の中の繊細なゆらぎを観客に突き付ける。

『クィア/QUEER』

原作はビート・ジェネレーションを代表する作家ウィリアム・S・バロウズが、謎多き人生を赤裸々に綴り、一度は出版を封印した自伝的小説。トレント・レズナー&アッティカス・ロスが手掛けた音楽と、ニルヴァーナ、プリンス、ニュー・オーダーらの挿入歌が聴覚を、ファッションの新しい軌道を創り上げたJW Andersonのジョナサン・アンダーソンによる衣装が視覚を魅了する。

今回紹介するのは、クレイグやスターキーの姿を収めた新たな場面写真。リーが一途に想いを向けるユージーンの物憂げな表情が印象的な1ショットや一緒にカフェにいるのに2人とも窓の外を眺めていて、心のすれ違いを感じさせるような姿が捉えられている。南米の街角でリーの写真を撮る様子やリーがユージーンの胸に顔をうずめてすがりつくような姿も印象的だ。

『クィア/QUEER』

孤独に苛まれているリーは、繁華街の夜道で通りすがりに目が合ったユージーンに対し、「言葉なしで、君に触れたい」と、究極の愛を探し求めていく。ユージーンは好奇心に輝く瞳で未知の世界については知りたがるが、自分のことはほとんど語らない。感情を露にすることもなく、限りなくミステリアスな存在のユージーンに否応なしに惹かれていくリーだが…。狂おしいほどに恋をし、相手を求めるリーの切々とした感情が胸に響くことだろう。

『クィア/QUEER』は2025年5月9日より全国公開。