【おうちでシアター 1】超短焦点プロジェクターに注目
映画好きなら、映画の本編や音楽ライブ、イベントの様子などは、会場さながらの雰囲気で体験したいですね。
以前に比べると家時間が格段に多くなった今、大画面鑑賞で別次元の感動を味わってみませんか? PCやタブレットなども、プロジェクターと繋いだり、ワイヤレスのスピーカーを追加したりするだけで、ずっと映画館っぽい雰囲気で楽しめます(写真1)。
●20センチ先に100インチ! 超短焦点プロジェクターの魅力
プロジェクターというと、天井に吊って、スクリーンを用意し、部屋も暗くしなければ…‥、と思いがち。でもいまは、壁から20センチのところに置いても100インチ(幅2メートル超)を投影できる”超”短焦点プロジェクターがあるんです。
明るさ(輝度)や発色(彩度)など、性能も一昔前よりグンと向上。お部屋の壁が白色系の壁紙や塗り壁なら、スクリーンなしで直接映しても、結構イケるんです!
生活空間にどーんと粋な映像が飛び出してくる気持ちよさは、夜の野外上映さながら!?
いま、大型4Kテレビへの買い換えを検討している映画ファンの皆さん。解像度より大きさ! HD超短焦点プロジェクター&壁投写にも目を向けてみてください。
●どう繋ぐ? 何ができる?
その特徴が分かりやすいモデルをひとつ挙げて説明しましょう。
4Kテレビで世界的なシェアをもつLGは、プロジェクター事業にも積極的に取り組んでいるメーカーのひとつです。HF85LS(https://www.lg.com/jp/projector/lg-HF85LS)というモデルは、20万円弱という価格で、壁から20センチに100インチの映像を投影します。明るさ(輝度)は1500ルーメンで、アフターディナーにちょっとつまみながら一杯……、といったちょっと暗くできるシーンならば十分に楽しめます。
接続は、できれば高画質で安定しているHDMI端子で。レコーダーやプレーヤーはもちろん、PCでもHDMI端子に繋げばOKです。
光源がレーザーというのも魅力。寿命が2万時間と長く、従来の高圧水銀(UHP、寿命2000時間程度)のようなランプ交換がほぼ必要ありません。
ただ、メリットばかりではありません。ズームやレンズシフトの幅が狭い、高い平面性が求められるなど、長焦点プロジェクターとは異なるコツを知らないともったいないことにもなることもあるのでご注意を。(文:fy7d)
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