旬の若手俳優2人が建国に燃える若者たちを熱演、華麗なアクションと切ない恋心から目が離せない!
『私の国』
・激動の時代を生き抜く若者たちのアクション時代劇
今もっとも旬な若手実力派ヤン・セジョン&ウ・ドファンが主演を務める本格派時代劇。高麗末期から朝鮮初期の混沌とした戦乱の世を舞台に、ロマンスやアクションを織り交ぜ、若者たちの愛と葛藤を描く。
・朝鮮建国期を生き抜く男たちの戦いと恋! 『私の国』その他の写真はこちら
1388年、高麗末期。身分は違うものの、無二の親友として互いに切磋琢磨してきたソ・フィ(ヤン・セジョン)とナム・ソノ(ウ・ドファン)だが、ある日突然、フィは軍役で戦地に送られる。病弱な妹ソ・ヨン(チョ・イヒョン)を残し、想いを寄せる梨花楼のハン・ヒジェ(ソリョン/AOA)とも別れ、地獄のような日々を送るフィ。そこでソノと再会するが…。
・ヒリヒリと切ない! 注目の三角関係
このドラマの見どころの一つは、フィとソノ、ヒジェの三角関係だ。多くの兵士に追われている男装したヒジェをフィとソノが助けるという場面で初めて出会う3人。フィとヒジェはそのまま梨花楼へ逃げ込む。あっという間に美しい芸妓に変身したヒジェをみつめるフィの表情がいい。ここぞというときにソノが現れ、助けてくれるというチームワークもバッチリだ。かつてフィの父に助けられたことがあるヒジェは、フィを守りたいと思うようになる。そんなわけで一足先に両想いになってしまった2人だが、ソノも彼女への想いを捨てきれないのだった。
・若手スター2人のアクションは必見
なんといっても最大の見どころは、ヤン・セジョンとウ・ドファンの華麗なアクションだろう。二人が馬に乗り、弓を射るシーンは若手とは思えないほど板についている。
ヤン・セジョンが演じるフィは弓の名手だが、名将だった父が罪人として処刑されたことから苦しい生活を強いられ、病弱な妹のために懸命に生きている。おそらく女性のほとんどがヒジェ同様にフィを応援せずにはいられないだろう。
一方、時代劇初挑戦となるウ・ドファン演じるソノは、父親が処刑されたことから科挙さえ受けられないフィを見て、この国を変えたいという野望を抱くようになる。ソノ自身も母が奴婢出身のため臣下を務める父に認められず、心に傷を抱えている。”王の剣“として力を得るために後にフィを裏切ることになるのだが、野望と葛藤を見事に表現。他にも心揺さぶるシーンが数多くある。
・ベテランのイケメン俳優も共演!
若手2人に加えて、ベテランのイケメン俳優チャン・ヒョクも登場。ヒョク扮するイ・バンウォンは、頭脳明晰で恐れ知らずのキャラクターで、父イ・ソンゲ(のちの初代王・太祖)を支えて建国に尽力したものの認められず、異母弟が世子となることに憤る。後に兄妹や功臣と対立し、多くの粛清を行い、3代王・太宗になる。
ヤン・セジョンが「登場人物それぞれの信念の変化の過程が面白い」と語るように、歴史ドラマならではの見応えを期待させる本作。セジョンがこれまでのソフトなイメージを一新し、タフで男らしいキャラクターに変化していく姿にはドキリとさせられる。加えて、緊張感あふれる主従関係を演じるチャン・ヒョクとの組み合わせにも注目していきたい。(文:渡邉啓子/ライター)
『私の国』
WOWOWプライム 8月7日(金)午後6:30~スタート
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