連載が終了して日が経ってもまだまだ熱が冷めない「鬼滅の刃」だが、さらなる熱いアイテムが登場して話題となっている。バンダイから10月31日に発売予定の「鬼滅の刃 DX日輪刃」だ。いかにも子どもが喜びそうなおもちゃらしいおもちゃというか、ガジェットっぽいユニークなアイテムになっている。
全長約58cmとボリュームがあり、原作に登場する“水の呼吸”の型のシーンのように水流をまとったようなフォルム。リアルな刀に近づけようとする姿勢をはなから捨てている潔さで、子どもが遊ぶためのおもちゃであろうとしていることに嬉しくもなってくる。
ボタンを押せば、主人公・竈門炭治郎演じる花江夏樹による「全集中! 水の呼吸 壱の型! 水面斬り!」と言ったセリフや「ザバァー‼︎」という効果音も鳴るという仕組みもあるのが楽しい。アクションモードにすると日輪刃を振ると効果音が鳴るという愉快な仕組みも搭載。
また、本体の上部の刀身「ヒノカミ神楽」に取り替えてボタンを押せば「ヒノカミ神楽!円舞!」と言ったセリフと「ボフゥ!!」という効果音が。これらの劇中に出てくる音はなんと50種を収録している。子どもが炭治郎になりきって楽しく鬼滅の刃ごっこをする姿が目に浮かぶようだ。
バンダイではボードゲームの「ドンジャラ 鬼滅の刃」やオリジナルの消しゴムが作れる「オリケシ 鬼滅の刃スタンダードセット」など子どもが楽しめる商品を展開している。しかし、今回はキャラクターがあしらってあるタイプのおもちゃではなく、キャラクターが使用するアイテムそのものがおもちゃとなっていて見た目にもインパクトがあるため、注目が集まったようだ。
発売が発表されるとツイッターでは「DX日輪刃」がトレンドワード1位となった。同じくバンダイが販売する「仮面ライダー」シリーズの変身ベルトを彷彿とした人も少なからずいたようだ。ヒーローアクションで活躍する主人公のアイテムが自分の手に入れられるだなんて夢とロマンを感じさせる。子どものみならず大人もワクワクしてしまう素敵な商品だ。
「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)原作の「週刊少年ジャンプ」に2016年11号から2020年24号まで連載されていたダークファンタジー・コミック。大正時代を舞台に、家族を鬼に殺された炭治郎が鬼と戦いながら、鬼と化した妹・禰豆子を人間に戻す方法を探す姿をアクション満載で描いている。TVアニメシリーズ化されて人気爆発となり、単行本の累計発行部数は8000万部を記録。2020年10月16日より『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開を予定している。(文:入江奈々/ライター)
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