コロナ時代の新たな映画鑑賞スタイル=ドライブインシアターが流行
#クラウドファンディング#コロナ#ドライブインシアター#ピッケブランカ#万博記念公園#大磯ロングビーチ#映画#東京タワー
駐車場に巨大なスクリーンを配置し、来場者は自分の車に乗ったまま映画を鑑賞するドライブインシアター。アメリカではじまったとされるこの鑑賞システムは、カップルのデートスポットとして日本でも東京・多摩センターなど各地で80〜90年代に流行した。
そんな昭和〜平成初めのシステムがいま、感染症対策として3密を避ける映画鑑賞方法のひとつになることもあり見直されている。音声はFMラジオで受信するので、カーオーディオに凝っている人こそ聞き慣れたいい視聴環境で映画が楽しめるのも嬉しい。
Do it Theaterが行う「ドライブインシアター2020」プロジェクトは、新型コロナウィルス感染予防の啓発と映画をはじめとする文化の活性化を目的としたプロジェクト。全国のさまざまな場所でドライブインシアターを開催すると同時に、クラウドファンディングを行っている。
6月20日の東京タワーでの開催を皮切りに、7月17日〜19日には大磯ロングビーチの第1駐車場で開催。8月7日〜9日は、かつて関西のドライブインシアターの名所だった万博記念公園で、シンガーソングライターのビッケブランカが8月19日に発売したばかりの新曲「ミラージュ」を披露するなど大盛況だった。さらに8月22日〜23日にも千葉ニュータウンで開催されるなど、今後も各所で継続的な開催が企画されているという。
また、4月10日から8月7日まで行ったクラウドファンディングでは、¥5,737,826の支援金を獲得。一部はミニシアター支援を行うクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」、WHOと国連財団による「COVID-19連帯対応基金」に寄付される。
同様の取り組みは、地方でも。7月23日から26日、8月1日/2日の6日間で合計396台の車が福島中央テレビによる「中テレ ドライブ・イン・シアター」に訪れた。チケット販売開始から2日で初回販売分が完売ほどの盛況だった。雨の中上映した回もあったというが、他人と接触することなく映画鑑賞ができ、途中雨が上がると見終わった後もなんだかロマンティックだった等と上々の感想が寄せられた。
巣ごもり時代となりNetflixなど動画配信による需要が増えている。家庭での映画鑑賞ホームシアターがますます普及するとみられるが、劇場に足を運ぶというイベントのワクワク感はまた別のエンターテインメントである。豊かな時代の文化を見直す一環としても、一世を風靡したドライブインシアターをご近所でさがしてみては。(文:fy7d)
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