K-POP界でソロで活躍する日本人! ジャパニーズ・シティポップで勝負

#K-POP#YUKIKA#アイドル#シティポップ

YUKIKA Kpop
YUKIKA Kpop

K-POP界では日本人アーティストの活躍が目立っている。ただ、ほとんどがグループに所属するメンバーだ。

TWICEだけじゃない! K-POPで活躍する日本人アイドル

そんな中、たったひとりでトップテン入りの活躍をしているK-POPアーティストがいる。清楚なルックスと爽やかな笑顔、曲もイントロからいきなりの角松敏生感(!?)を醸し出し、目も耳も釘付けになること請け合い。シティポップを得意とするYUKIKAだ。今回初のフルアルバム「ソウルの女」でカムバックした。

“片道切符を手に、心に仕舞って置いた夢を大切に”育んできたという歌詞のとおり、韓国が好きで単身韓国に渡り、2019年2月22日にデジタルシングル「NEON」で見事デビューして1年。いまのK-POPの主流であるEDMではなくシティポップなのは、母親世代の曲で自分にはこれしかできないからだというが、「私というソウルの素敵な女を堂々と表現し続けたい」という意思が爽やかに表現された名曲だ。

もちろん、この曲は自分のことだけを歌ったものではない。ソウルで頑張る全ての女性(しかも、地方から出てきたシングルの若い女性だろう)のための応援歌といえる。東京生まれの東京育ちのYUKIKAだが、ソウルに4年暮らしずっとソウルに住みたいと言う(いまは家賃が高いので江南に住んでいるとか)。

タイトルソング「ソウルの女」はサビで、自然な言葉遣いも板につき誰が見てもソウルの女でしょ、と歌う。ところが聞いていくと「寂しさに疲れ歩いた夜、沢山の光が私の目ににじむように溢れてきた」というくだりもある。デビューした昨年といえばTWICEのサナですら韓国で辛い目に遭うなど難しい時期。一人くじけそうになり帰国すべきか苦悩したこともあったことだろう。

“努力したのにバレバレみたい”

そんな「ソウルの女」のパフォーマンスでは「たまに思い出に浸ったりもするけど」と後ろから抱きしめようとするバックダンサーの手を振りほどいて前に進み「今の私が好き」と顎を上げて強がってみせるかのようなパートもある。これを見たら、きっと応援したくなる。

CDジャケットも凝った作り。表紙を開くと、“寺本來可”の片道航空券とパスポートが。昨年4月と12月、今年7月と3枚のL版ポートレート写真が入っていて、“ソウルの女”になっていく彼女の姿も窺わせるほか、彼女の日常も垣間見えて微笑ましい。

実は80年代を中心とした日本のシティポップは近年海外を中心に見直されており、かつての名アルバムがアナログレコード(輸入盤すらある)で続々再発されるといった現象が起きている。YUKIKAのブレークは、こうしたこととも無縁ではないだろう。

NiziUもいいけど、日本のシティポップを携えて単身韓国に渡ってがんばっているYUKIKAにも注目だ!(文:fy7d)

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