『ハリー・ポッター』を彩る英国俳優、オスカー俳優はじめ主役級がゴロゴロ！

「金曜ロードSHOW！」で4週連続ハリポタ＆ファンタビ！祭り

今月10月で35周年を迎える「金曜ロードSHOW！」では、10月23日より「4週連続ハリポタ＆ファンタビ！祭り」と題して、『ハリー・ポッター』シリーズの第1～3作と、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの第2作を地上波初放送！

第1弾となる今回は『ハリー・ポッター』シリーズの、主演トリオだけではない、第1～3作に出演する注目俳優をご紹介。映画公開当時まだ10代だった筆者にはわかりませんでしたが、いま改めて出演俳優の名前を見るとその豪華さに驚きます。原作者J.K.ローリングの意向で、シリーズの主なキャストは英国出身の俳優を起用。それ故、英国を代表する主役級の名優たちが多数参加しているのです。

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第1作『賢者の石』の注目俳優は、主人公ハリーが入学したホグワーツ魔法魔術学校の教師であり、ストーリーの重要人物でもあるスネイプ先生役、アラン・リックマン。独特の存在感で影のあるキャラクターが似合うリックマンですが、恋愛映画『ラブ・アクチュアリー』（03年）やコメディ映画『モネ・ゲーム』（12年）など幅広い作品に出演。2016年に他界し、世界中のファンが彼の死を惜しみました。初代ダンブルドア校長を演じたリチャード・ハリスも第2作撮影後に死去。2人の共演が見られるのは『秘密の部屋』まで。3作目以降、ダンブルドア役はマイケル・ガンボンへと引き継がれました。放送時には2人の異なるダンブルドア像を見比べてみてください。

第2作『秘密の部屋』での注目は、同じくホグワーツの教師であるギルデロイ・ロックハートを演じたケネス・ブラナー。女性にモテモテだけどどこか胡散臭いロックハート先生を、魅惑的なスマイルで演じています。舞台出身のブラナーは俳優業だけでなく監督としても多彩な才能を発揮。マーベルコミック原作の『マイティ・ソー』（11年）やディズニー実写版『シンデレラ』（15年）は彼の監督作って知っていましたか？ 最新作『ナイル殺人事件』（12月18日公開予定）でも、『オリエント急行殺人事件』（17年）に続き名探偵エルキュール・ポアロに扮し、主演と監督を兼任しています。

オスカー俳優、ゲイリー・オールドマンはシリウス・ブラック役で出演

第3作『アズカバンの囚人』で注目すべきはゲイリー・オールドマン。『ダークナイト』3部作のジム・ゴードン役でも人気を博し、『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』（17年）でオスカー俳優の仲間入りを果たしたオールドマンが、魔法界の監獄アズカバンから脱獄したハリーの名付け親シリウス・ブラックに扮しています。初登場シーンではボロボロの服をまとい、やつれた表情に復讐の狂気を宿した男を体現。彼の熱演と第3作を手掛けたアルフォンソ・キュアロン監督（『ゼロ・グラビティ』（13年）、『ROMA／ローマ』（18年）など）の手腕によって、子ども向けのファンタジーにとどまらない、物語のダークな世界観がより強くなっています。

今回は放送されない第4作以降にも、ヘレナ・ボナム＝カーター、レイフ・ファインズ、ジム・ブロードベント、ビル・ナイなど、ここには書ききれないほどの英国俳優がゴロゴロ。おうち時間を活用して、この機会にシリーズを総復習してみては？（Sara Suzuki／London）

放送日程は以下の通り

『ハリー・ポッターと賢者の石』
10月23日（金）／夜9時00分～　※放送枠30分拡大

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
10月30日（金）／夜9時00分～　※放送枠30分拡大

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
11月6日（金）／夜9時00分～　※放送枠30分拡大

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
11月13日（金）／夜7時56分～　※放送枠64分拡大