クリス・プラットへの嫌がらせにMCU俳優たちが擁護のツイート

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのピーター・クイル役で知られるクリス・プラットがツイッター上で嫌がらせ受けていることを受けて、『アベンジャーズ』シリーズなどMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)出演の俳優たちが擁護のツイートをしている。

ツイッターでは先週、クリス・プラットとクリス・ヘムズワース、クリス・パイン、クリス・エヴァンスという同じファーストネームの同世代俳優たちの写真を並べて「1人は去るべき」とコメントした投稿が話題になっている。

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偶然同じ名前で人気やキャリアも似たような彼らは“4人の著名なクリス”として知られていたが、アメリカのTVライターでプロデューサーのエイミー・バーグが上記のツイートをしたところ、多くの賛同のリプライが寄せられた。

これは、アーノルド・シュワルツェネッガーの娘と再婚したプラットが、11月に選挙が行われるアメリカ大統領選挙で共和党候補のドナルド・トランプ現大統領の支持者ではないか?という憶測が根底にある。プラットは昨年、反LGBTQを掲げる教会の支持者ではないかという噂が流れ、この件についてはプラット本人が否定している。

プラット本人は沈黙しているが、MCUでハルクを演じるマーク・ラファロをはじめ、ツイッターでは彼を擁護する声が上がっている。

民主党支持者として知られるラファロは「みんな、クリス・プラットはしっかりした男だ。僕は個人的に彼を知っている。中傷するのではなく、彼がどう生きているのかを見てほしい。彼は原則として、あまり政治的な人間ではないんです。これは注意を逸らそうとする行動です。私たちの賞品(民主党大統領候補バイデン氏の当選)に目を向け続けましょう。(当選まで)あと少しです」とツイートした。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズで共演しているゾーイ・サルダナは「どんなに辛くても、胸を張って、顔を上げて対処せよ」というラッパーのトゥパックの言葉を引用し「あなたはこれを得た、クリス・プラット。あなたの家族、友達、同僚、そして今まであなたと知り合った全ての人があなたのハートとあなたの価値を知っています!」とツイート。

アイアンマンを演じたロバート・ダウニーJr.はインスタグラムに撮影現場で撮ったプラットとのツーショットのスナップをアップし、「なんて世界だ……“罪なき者”はが私の兄弟、クリス・プラットに石を投げつけている… 真のキリスト教とは原理に基づいて生き、ポジティブさと感謝の気持ち以外は表明しない…そして、彼が結婚したのは、市民的な議論のための場を作る家族(単純な事実)であり、最高の働きをしている。クリスについて問題があるというなら、私には斬新な提案がある。SNSのアカウントを削除して、あなた自身の人格の欠陥と向き合い、取り組み、自分の人間性を祝福しなさい…」と投稿した。

MCU出演俳優がネット上で嫌がらせを受けたのは今回が初めてではない。キャプテン・マーベルを演じたブリー・ラーソンや、ゼンデイヤ、テッサ・トンプソン、アンソニー・マッキーらが性差別的、人種差別的な嫌がらせを受けてきた。SNSでは、その時に共演者が擁護することがなかったことを指摘する声が上がり、プラットへの非難の声は収まっていない。