12月11日に全国公開される映画『天外者』(てんがらもん)より、主人公の五代友厚を演じた故・三浦春馬の熱気ほとばしる劇中ショットが2枚届いた。
本作は、江戸末期を舞台にした青春群像劇。ペリー来航に震撼した日本の片隅で、新しい時代の到来を敏感に察知した若き2人の青年武士、五代才助(後の友厚、三浦)と坂本龍馬。2人はなぜか、大勢の侍に命を狙われている。日本の未来を遠くまで見すえる2人の人生が重なり始める。攘夷か、開国か。五代は激しい内輪揉めには目もくれず、世界に目を向けていた。そんな折、遊女の“はる”と出会い「自由な夢を見たい」という思いに駆られ、誰もが夢見ることのできる国をつくるべく坂本龍馬、岩崎弥太郎、伊藤博文らと志をともにする…というストーリー。
三浦の熱い演技と豪華キャストに注目!
圧倒的な熱量で生き抜いた五代を演じるのは、7月18日に亡くなった三浦春馬で、本作は彼の遺作となる。大胆な発想と行動力、そして冷静かつ、緻密さと優しさを持つミステリアスな人物像をかつて見たことのない迫力と重厚な演技で体現した。今回届いた2枚の劇中ショットからも、三浦の熱い演技の一端が感じられる。
取り囲む盟友の坂本龍馬を三浦翔平。豪傑なエネルギーで演じ、新しい龍馬像を切り開いた。龍馬とともに現れ、後に三菱財閥を築く岩崎弥太郎を愛嬌たっぷりの西川貴教。意表を突くキャスティングが、その斬新さと俳優陣の息のあった演技で魅せた。
初代内閣総理大臣となる伊藤博文の若かりし頃を、フレッシュな森永悠希。さらに五代友厚の両親として、生瀬勝久と筒井真理子が脇を固め、薩摩の上級武家の品位と葛藤を表す。
一方、五代友厚の繊細さや優しさを引き出したのが、遊女はる役の森川葵。自由な未来を夢見る。はかなくも強いその姿は、現代を生きる女性の象徴でもある。また五代の志の良き理解者が、蓮佛美沙子演じる妻・豊子。
豪華キャストに日本の歴史を鮮やかに彩る偉人・傑物たちを絶妙に配役。主人公の五代に三浦春馬を据えることで、“予測不能なドラマの連続で今も眩しく輝き続ける”五代の熱過ぎる人生を、近代日本の夜明けとともに、瑞々しく壮大な青春群像劇として描き、満を持して世に送り出す。
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