東映代表取締役グループ会長の岡田裕介(おかだ・ゆうすけ)さん(本名:岡田剛=おかだ・つよし)が、11月18日午後10時58分、急性大動脈解離により都内病院にて死去したことが、20日、同社より発表された。71歳だった。通夜・告別式は近親者で密葬として執り行い、お別れの会などは後日開催予定だが、詳細は未定だという。
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岡田さんは昭和24年5月27日生まれ。京都府出身で、映画『赤頭巾ちゃん気をつけて』(70年)の庄司薫役で映画デビュー。その後も、『実録三億円事件 時効』(75年)などに出演し、俳優としても活躍。東映には昭和63年(88年)に入社し、平成14年(02年)6月に同社代表取締役社長、平成26年(14年)4月に代表取締役グループ会長に就任していた。
また、プロデューサーとしても、高倉健・吉永小百合共演の『動乱』(80年)をはじめ、数多くの作品を手がけている。とりわけ、『北の零年』(05年)、『北のカナリアたち』(12年)など吉永小百合主演作を多く手がけており、2021年公開予定の吉永主演映画『いのちの停車場』では陣頭指揮を執っていた。
岡田さんの訃報に吉永は、同社を通じて「信じられないことです。お疲れが溜まっていらしたのですね。これから映画の完成まで、どうぞお力を私達に与えてください。見守ってください」とコメント。
同作に出演する西田敏行、松坂桃李、広瀬すずも、それぞれ下記のようなコメントを寄せている。
西田敏行コメント
「あまりにも急です 急過ぎます。言葉がありません。貴方がこの世に居ないなんて。ついこの間 撮影現場で冗談を言いあって笑ったのに。もう この世に居ないんですか。今どっと淋しさと喪失の思いを全身で感じています」
松坂桃李コメント
「あまりにも突然の報せに、まだ自分の中で気持ちの整理ができておりません。最後に関わられた『いのちの停車場』という作品をより多くのお客様にお届けすることが岡田会長の意思だと受けとめ、邁進していきたいと思います。ご冥福をお祈りいたします」
広瀬すずコメント
「最後にお会いしてからまだ 1ヶ月も経っておらず、あんなにお元気だったのですごく驚いています。映画の現場も頻繁に足を運んで下さり、いろんな面白い話を沢山聞かせて下さいました。東映作品に参加させて頂けて、とても幸せでした。心よりご冥福をお祈りします」
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