トム・クルーズ激怒! コロナ対策の徹底とトップの重責を説く
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普段は礼儀正しいトム・クルーズが罵声
トム・クルーズが『ミッション・インポッシブル』シリーズ最新作の撮影現場でスタッフたちに激怒し、罵声を浴びせている音声が流出した。
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英国の「The Sun」紙が15日(現地時間)に報じたもので、撮影現場での新型コロナウイルス対策を怠ったスタッフたちに怒りを爆発させたことを関係者が認めた。
クルーズは、コンピュータで映像チェックをしていたスタッフ2人が社会的距離を保たずにいたのを目にとめて、激怒したという。普段は礼儀正しいクルーズだが、流出した音声ではFワードを連発して声を荒らげている。
「私たちは金字塔だ。ハリウッドが今、映画を作っていられるのは私たちのおかげだ。彼らが私たちを信じているからだ。私は夜な夜な、スタジオと電話している。保険会社、プロデューサーたちとも話している。彼らは私たちを見て、映画を作らせている。俺たちは何千もの雇用を創出しているんだ、このクソ野郎ども! そんなことをしているのを2度と見たくない。絶対に!」とまくしたてた。
「業界がシャットダウンして家を失った人たちに言えばいい。彼らを食べさせることも、大学の授業料を払うこともできなくなる。俺はこの業界の未来を考えながら毎晩寝ているんだ!」「悪いが、君たちの謝罪などどうでもいい。言ったはずだ。その通りにしてもらいたい。それができないなら出て行ってもらう。この映画を中止にはしない! わかったか? また同じことをしているのを見たら、クビだ」とヒートアップしたクルーズは、誰か特定の人物に向かって「君のせいで彼が仕事を失うことになる」と言い放った。
「私の言ったことははっきりしているか? 何を望んでいるか理解したか? 私が負う責任を理解しているか? 君たちの理性と向き合っているんだ。ちゃんとできないやつとは付き合えない。クビだ」と怒りはなかなか収まらなかったが、最後は「以上。以上だ。君たちを信頼している」と少しトーンを抑えて締めくくった。
シリーズ第7作となる本作の撮影は、今年2月に新型コロナウイルス感染拡大と欧州でのロックダウンで5ヵ月間中断され、7月から再開。徹底した感染予防対策をしながら撮影を進めていたが、10月にイタリアで撮影中、スタッフ12人にウイルス感染の陽性反応が出たことがあった。
流出した音声がいつ録音されたものかは不明だが、今回はバイクを使ったアクション・シーンでも事故が起きて撮影が一時中断するなどトラブル続出。クルーズが神経質になるのも無理からぬ話だ。
ジョージ・クルーニーらがトムの行動を肯定
ニュースを知ったハリウッド・セレブたちは概ね、クルーズの行動に肯定的だ。
ウーピー・ゴールドバーグは自身の番組『The View』で「なぜ彼がそんなに怒るのか理解できない人もいるみたいね。でも、私にはわかる。やるべきことをやっていないのを(トム・クルーズに)見られたら……」と語った。
ジョシュ・ガッドはTwitterで「ここはトム・クルーズが正しい。ご参考までに。お生憎さま」とツイート。
Tom Cruise is correct here FYI. Sorry/Not sorry.
— Josh Gad (@joshgad) December 16, 2020
ジョージ・クルーニーは16日(現地時間)にラジオ出演した際、クルーズの行動について「彼は過剰反応したんじゃない。それ(予防対策を怠ったこと)は問題だからです」と発言。友人が関わるTV番組の現場でも最近同じようなことが起きたと話し、「全員に対して責任ある立場なのだから、その点で彼は全く正しい」と擁護した。
ただし、クルーズの剣幕には違和感を覚えたようだ。「私はここまで大ごとにはしないと思う」と言う。それでも、クルーズの重責を理解するクルーニーは「ただ全体の状況がよくわからないからね。前にも10〜15回くらい同じようなことがあったのかもしれない」」と付け加えた。
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