2020年をHulu年間ランキングから振り返る
日本にとっては「オリンピックイヤー」として記念すべき1年となるはずだった2020年。ところが、全世界を危機に陥れた新型コロナウイルスの流行によって、ライフスタイルが一変してしまった。出口の見えないトンネルのなかで、誰もが不安を感じ、落ち込むことはあったと思うが、そんななかでエンターテイメントに救われた人は多かったのではないだろうか。そこで、改めて映画やドラマ、アニメ、バラエティが持つ力を感じた2020年をHulu年間ランキングから振り返ってみたい。
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今年のナンバーワンに輝いたのは、社会現象を巻き起こすまでとなった『鬼滅の刃』。 2016 年より「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった吾峠呼世晴の漫画が、アニメシリーズでさらなる人気を集めた。勝因は、子どもから大人まで年齢を問わず人々を虜にしたことだが、多くの女性ファンを味方につけたことも大きかったと言えるだろう。「2020 ユーキャン新語・流行語大賞」や「#Twitterトレンド大賞 2020」など、年末恒例のランキングでもすでに“常連”となっている。
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10月16日に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』でも爆発的な大ヒットを見せており、ブームはさらに加速中。コロナ禍にもかかわらず、興行収入は日本映画史上最速で100億円に到達。公開から10週連続で首位を獲得し、現在は311億円を突破している。これによって、歴代興行収入ランキングの1位に長年君臨し続けてきた『千と千尋の神隠し』超えとなるのかに、注目が集まっているところだ。映画界全体が落ち込むなか、劇場に観客を呼び戻すきっかけともなったのも、大きな功績と言えるだろう。このブームがどこまで続くのか見守りたいところだ。
2位にランクインしたのは、オーディション番組『Nizi Project』。こちらも、エンタメ業界のなかでは大躍進を果たした存在だ。本番組から誕生したグローバル・ガールズ・グループ「NiziU」は、すでに話題の的となっており、本格デビュー前にして紅白歌合戦への出場を決めたほど。Huluではさまざまな関連番組も数多く楽しむことができるが、12月6日からはNiziU初の冠バラエティ番組「We NiziU!TV」も配信開始。ファンには見逃せない内容となっている。
そのほか、『今日から俺は!!』や『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないシリーズ』などが続いており、バラエティに富んだ顔ぶれとなっている。波乱の2020年を乗り越えて迎える2021年。次はどんな作品が我々に感動と元気を与えてくれるのか、こんな時代だからこそ期待せずにはいられない。(文:志村昌美/ライター)
【Hulu 2020年の年間ランキング/総合】
1位『鬼滅の刃』
2位『Nizi Project』
3位『今日から俺は!!』
4位『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないシリーズ』
5位『月曜から夜ふかし』
6位『THE HEAD』
7位『僕のヒーローアカデミア』
8位『名探偵コナン』
9位『ウォーキング・デッド』
10位『しゃべくり 007』
11位『私たちはどうかしている』
12位『親バカ青春白書』
13位『極主夫道』
14位『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』
15位『ギルティ 〜この恋は罪ですか?〜』
16位『有吉の壁』
17位『美食探偵 明智五郎』
18位『未満警察 ミッドナイトランナー』
19位『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』
20位『劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人』
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