『モービウス』『ブラック・ウィドウ』…21年のアメコミ原作映画は何がある?

#DC#アメコミ#マーベル

モービウス
『モービウス』
(C)& TM 2020 MARVEL

マーベルは3本、ソニーは3本

近年アメリカ映画界を席巻してきたアメコミ原作映画。20年はコロナ禍で公開延期が相次ぎ、公開されたのは『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のみ。21年は7本が公開予定だ(公開日は全て全米)。

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『モービウス』3月19日
『ブラック・ウィドウ』5月7日
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』6月25日
『シャン・チー・アンド・レジェンド・オブ・テン・リングス』7月9日
『ザ・スーサイド・スクワッド』8月6日
『エターナルズ』11月5日
『スパイダーマン続編(仮題)』12月17日

アメコミ映画界を引っ張るマーベルは3本。『ブラック・ウィドウ』は人気キャラクター、ブラック・ウィドウの過去を描く作品、『シャン・チー・アンド・レジェンド・オブ・テン・リングス』はマーベル映画史上初のアジア人がスーパーヒーロー、『エターナルズ』はアンジェリーナ・ジョリーを主演に据え、エターナルズと呼ばれる超人種族を主人公にした作品だ。

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マーベルは映画の世界観をMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)と称して共通にし、「フェイズ」という数作品ごとの段階を経て世界観を広げてきた。19年『アベンジャーズ/エンドゲーム』『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』でMCUのフェイズ5が終了。『ブラック・ウィドウ』からフェイズ6が始まる。『シャン・チー』『エターナルズ』で新キャラクターを投入し、フェイズ6はどんな展開を見せるのか。

『スパイダーマン』を製作するソニー・ピクチャーズは3本。『モービウス』『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』はスパイダーマンに登場する悪役を主人公にした作品で、『モービウス』は吸血鬼に変貌する科学者モービウス、『ヴェノム』は地球外生命体に寄生されたジャーナリストが主人公の2作目だ。

『スパイダーマン続編(仮題)』にはMCUのドクター・ストレンジが出演するほか、トビー・マグワイア主演『スパイダーマン2』の悪役ドクター・オクトパス(アルフレッド・モリーナ)、アンドリュー・ガーフィールド主演『アメイジング・スパイダーマン2』の悪役エレクトロ(ジェイミー・フォックス)が出演することが明かされている。トビー・マグワイア版とアンドリュー・ガーフィールド版のスパイダーマンが融合することになりそうだ。

DC映画は『ザ・スーサイド・スクワッド』の1本。本作は『スーサイド・スクワッド』をジェームズ・ガン監督がリメイク。前作から続投するハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビー、アマンダ・ウォーラー役のビオラ・デイビス、リック・フラッグ役のジョエル・キナマン、キャプテン・ブーメラン役のジェイ・コートニーのほか、イドリス・エルバがブラッドスポーツ役など新キャラクターが数多く登場する。(文:相良智弘/フリーライター)