新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、相撲協会とのやり取りの末にあえなく引退した序二段力士・琴貫鐵(柳原大将/以下、柳原さん)が、元関脇・貴闘力(以下、元貴闘力)の公式YouTubeチャンネルに出演。「【緊急配信】コロナ怖い 引退力士が思い告白!貴闘力も涙!」と題した動画(https://www.youtube.com/watch?v=6sVKUu_oPjc)で思いの丈を語った。
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コロナ引退の力士が心臓手術告白「僕はリスクのある人間」
柳原さんは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う2度目の緊急事態宣言が1都3県に発令され、角界でコロナ感染者が増える中での大相撲初場所に出ることを迷い、休場したい旨を日本相撲協会へ申し出る。しかし協会側は、感染対策を徹底している中での休場は協会の意向に背くものだとし、柳原さんに出場または引退を選ぶよう求めた。柳原さんは引退を決意し、ツイッターで「自分の体が大事なのでコロナに怯えながら我慢して相撲を取ると言う選択肢は選べず引退を決意しました」と発表。物議を醸している。
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今回出演した動画で柳原さんは「コロナ怖い引退力士 辞めた本当の理由」として、紙にしたためた引退までの経緯や心境を語り、「このコロナを怖いと思うか平気だと思うかはその人の価値観だと僕は思っています。でも僕はコロナはすごく怖いです。僕は病気もなく元気な体で相撲業界に入門しました。ですが入門から3年ほど経った時に心臓の手術をしました。だから今の僕はコロナになってしまうと大きなリスクのある人間なんだと思います。それでも今まで相撲を続けてきました」と告白。協会や佐渡ヶ嶽親方のサポートを得られず、引退を決意したと述べた。
これを聞いて、元貴闘力は涙。「協会どうなってんだよ。お相撲さんにも選択権あるんじゃないの? お金儲けだけが相撲協会じゃないよ」と憤り、柳原さんのケースで休場が認めれらないなら、協会は「銭ゲバだよ」と非難した。
佐渡ヶ嶽親方の対応にも言及。「一生懸命できる相撲環境を作るのが親方の仕事。親方の資格ないぞ」と糾弾した。
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