人気ブランドYeezyの非公開画像を悪質投稿
アメリカではジョー・バイデン次期大統領の就任式が明20日(現地時間)に控えるなか、昨年11月に行われた大統領選挙に立候補していたラッパーのカニエ・ウェストが、自身のアパレル・ブランドのインターンを契約違反で提訴した。
「Yeezy」は、アディダスやナイキと組んでスニーカーをプロデュースしたり、カジュアル・スタイルの服を中心に展開する人気ブランド。15日(現地時間)、過去の夏期インターン生の1人が機密情報をインスタグラムに投稿、50万ドルの損害賠償条項を含む機密保持契約に違反したとして、ロサンゼルス郡高等裁判所に訴状を提出した。
コンプライアンスを徹底させるため、あらかじめ契約違反の際の金額が50万ドルと設定されていたという。
契約は、SNSでの機密情報の開示や発信を禁止しており、「Yeezy」によると、インターン生だったライアン・インワーズがインスタグラムで、非公開扱いの画像複数をシェアし、中止命令を何度も送ったにも関わらず、削除しなかったとしている。同名のインスタのアカウントは現在、投稿がゼロになっている。
「Yeezy」はインワーズに対して、契約違反で50万ドルの損害賠償を請求したが、行動に悪意があるとみなしていることから、更なる懲罰金の追加も考えているようだ。投稿した画像の引き渡し、今後同様の投稿を禁止する差止命令も求めている。
「Yeezy」は13億ドルともいわれるウェストの個人純資産の大半を支える事業で12億以上の収益を生み出している。ウェストは昨年、経済誌「Forbes」のリストでビリオネアの1人に挙げられた。
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