「8年の苦労が今回少し報われた」
塩田武士が大泉洋を当て書きしたミステリー小説を、吉田大八監督で映画化した『騙し絵の牙』が、3月26日に公開される。このたび、松岡茉優のインタビュー映像と、松岡演じる高野惠の新たな場面写真が公開された。
松岡演じる高野は、実家が小さな書店で、父親譲りの文学への熱意に溢れる編集部員。情熱のあまり、大御所作家にもつい率直な意見を述べてしまう。そんなとき、笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めた編集⻑の速水(大泉)に引き抜かれ、その策略に巻きこまれていく。今回解禁された場面写真では、編集部で奮闘する高野の姿が切り取られている。
またインタビュー映像で松岡は、大泉や吉田監督などについて語っている。
『桐島、部活やめるってよ』以来8年ぶりとなる吉田監督作品への出演については、「10代の⻘春を一番残せた一生ものの作品です。いやなことも含めてこの8年間にあったすべてにありがとうと思えるくらい、また呼んでいただいたことで少し自信を持てた気がしています」とコメント。
大泉洋との共演については、「大泉さんは、まさにスタンダップコメディアンのような方なんですよね。現場の空気を察知して、みんなの気持ちを上げてくださるんです」と尊敬の言葉を述べた。
そんな撮影現場だが、キャストが主演級のスターばかりで気後れしたといい、「毎日、お腹が痛かったです(笑)。同世代は宮沢氷魚くんと、池田エライザちゃんくらいで、子羊3匹は大変震えております。ヤクザ映画かなっていうような、コワモテがたくさんいるんです」と苦笑。
その上で、「日本の俳優界をけん引する素晴らしい俳優さん、女優さん方の演技合戦にも注目していただきたいです!」とアピールした。
大泉洋が繰り出す大どんでん返し
本作品は、2018年本屋大賞にランクインするなど注目を集めたベストセラー小説「騙し絵の牙」の映画化。
大手出版社「薫風社」では、かねてからの出版不況に加え、創業一族の社⻑が急逝し、次期社⻑を巡る権力争いが勃発した。専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革によって、雑誌は次々と廃刊のピンチに陥る。会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集⻑・速水(大泉)も無理難題を押し付けられ、窮地に立たされる。
しかしこの一見頼りない男は、実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を隠し持っていた! 嘘、裏切り、リーク、告発と、クセモノ揃いの上層部・作家・同僚たちの陰謀が渦巻く中、新人編集者の高野(松岡)を巻き込み、速水が生き残りを賭けた“大逆転”の奇策を繰り出す。
映画『騙し絵の牙』は3月26日全国公開。
また、塩田武士の原作小説「騙し絵の牙」はひかりTVブックで!
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