リドリー・スコットが賞賛! 数々の衝撃事件を起こした若者たちの心情描く
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リドリー・スコットが「I like it!」と賞賛
数々の邪悪な事件を起こしたノルウェー実在のバンド「メイヘム(Mayhem)」のメンバーの、切なくも痛々しい青春をリアルに描いた映画『ロード・オブ・カオス』が、3月26日に公開される。作品を見た『ブレードランナー』のリドリー・スコット監督が、「とてもリアルで、これを作るのは大変だったと思う。 I like it!」とコメントし、評判となっている。このたび公開を直前に控え、新たな予告編が公開された。
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今回公開された動画は、本作品の伴劇を担ったポストロックバンドのシガー・ロスの演奏が流れる予告編。
冒頭、主人公のユーロニモス(ロリー・カルキン)が、自らを「この世に苦しみと混沌と死をもたらす者」と宣言する。すると、アンマリー(スカイ・フェレイラ)は「どうせハッタリでしょ?」と煽り、挑戦的な新人ヴァーグ(エモリー・コーエン)が登場して「あんたは自分のバンドとレーベルを持ってるのか?」と挑発。そこから徐々に彼らの行動が過激化して、放火や殺人といった事件へと発展する様子を伴劇が盛り上げる。
最後に「魂を売るなと言ってたよな?」と言われたユーロニモスは、「そんなものアルバムを売るためのハッタリだ」と答えるが……。
ユーロニモスを演じるロリー・カルキンは、マコーレー・カルキンの実弟。本作品でMolins Film Festivalで主演男優賞に輝いた。
ヴォーカルのデッドを演じるのは、ヴァル・キルマーの息子のジャック・キルマー。オジー・オズボーンのミュージックビデオ『Under the Graveyard』では、若きオジー役を演じて話題となった。
暗黒の実話をベースにした青春音楽映画
本作は、傑作ノンフィクション小説「ブラック・メタルの血塗られた歴史」をベースにした音楽ドラマ。監督は、ブラック・メタルの父とも言うべきバンド「バソリー(Bathory)」の元ドラマーで、ローリング・ストーンズ、マドンナ、ポール・マッカートニー、メタリカなどのミュージックビデオも手掛けるジョナス・アカーランドだ。
本作品の舞台は、1987年のノルウェー・オスロ。19歳のギタリスト、ユーロニモスは、ヴォーカルのデッドたちとともに「真のブラック・メタル」を追求するバンド「メイヘム(Mayhem)」の活動に熱中していた。デッドは、ライヴ中に自身の身体を切り刻み、観客にその血をかけた上、豚の頭を投げるなどの過激なパフォーマンスを繰り返し、ブラック・メタル・シーンに受け入れられる。しかしある日、デッドはショットガンで頭をブチ抜き、自殺を果たす。発見者のユーロニモスは、親友の遺体の写真を撮るなどして話題となり、一躍、カリスマ化すると、レコードショップ「ヘルヴェテ(地獄)」を根城に、“誰が一番邪悪か”を競うインナーサークルを主宰する。やがてメンバーのヴァーグが起こした教会放火事件を契機に、主導権争いが激化。歯止めが効かなくなった彼らを待ち受けていたものとは……。
『ロード・オブ・カオス』は3月26日に公開される。
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