マコーレー・カルキンの若い頃を彷彿! キュートなローリーが喜びの動画
ムビコレでも度々紹介し3月26日に劇場公開を迎えた狂乱の青春映画『ロード・オブ・カオス』がFilmarksの初日満足度ランキングで、アカデミー最有力候補作『ノマドランド』や吉田大八監督の最新作『騙し絵の牙』といった大作を抑え、第3位を獲得した。その感謝を込めて、主役のユーロニモスを演じたロリー・カルキンが、自室からメッセージ動画を寄せた。
・『ロード・オブ・カオス』ジョナス・アカーランド監督インタビュー 若者たちの狂気によって生まれたブラック・メタルの軌跡
さすがは兄のマコーレー・カルキンの若かりし頃を彷彿とさせるキュートな印象のローリー。驚いたのは、流麗な日本語での挨拶だ。「『ロード・オブ・カオス』の日本での公開に凄く興奮しているよ! どうか映画館に足を運んで見てくれ!」とカッコよく指を立てると、それを不思議そうに見つめる愛猫。そのコントラストがなんとも微笑ましい。
また4月8日は、ジャック・キルマーが演じたデッドの命日。没後30周年となるこの日に、日本のエクストリーム・メタルバンド「SIGH」の川嶋未来と音楽ライターの増田勇一を迎え、映画の使用楽曲やその背景などを語るトークイベントがシネマート新宿で開催されるなど、カオスな衝撃はしばらく続きそう。
実在したブラック・メタル・バンドの生き様を描いた青春映画
本作品の舞台は、1987年のノルウェー・オスロ。19歳のギタリスト、ユーロニモスは、ヴォーカルのデッドたちとともに「真のブラック・メタル」を追求するバンド「メイヘム(Mayhem)」の活動に熱中していた。デッドは、ライヴ中に自身の身体を切り刻み、観客にその血をかけた上、豚の頭を投げるなどの過激なパフォーマンスを繰り返し、ブラック・メタル・シーンに受け入れられる。しかしある日、デッドはショットガンで頭をブチ抜き、自殺を果たす。発見者のユーロニモスは、親友の遺体の写真を撮るなどして話題となり、一躍、カリスマ化すると、レコードショップ「ヘルヴェテ(地獄)」を根城に、“誰が一番邪悪か”を競うインナーサークルを主宰する。やがてメンバーのヴァーグが起こした教会放火事件を契機に、主導権争いが激化。歯止めが効かなくなった彼らを待ち受けていたものとは……。
『ロード・オブ・カオス』は絶賛公開中だ。
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