三浦春馬「いっぱい未来の話しよう」ラスト作『太陽の子』で戦時の若者熱演

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映画 太陽の子
(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS/「太陽の子」フィルムパートナーズ

柳楽優弥主演、有村架純三浦春馬出演の『映画 太陽の子』が、8月6日に全国公開することが決定した。あわせて特報映像とティザービジュアルが解禁されている。

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本作は、太平洋戦争末期に実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実をベースに作られたフィクション作品にして、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描く青春群像劇。パイロット版と言うべきTVドラマが2020年にNHKで放送され、大きな反響を呼んだ。

極秘任務に携わる科学者・修を柳楽優弥、修とその弟がほのかな想いを寄せる幼なじみの世津を『花束みたいな恋をした』(21年)に出演した有村架純、修の弟で戦地で心に傷を負った軍人・裕之を『天外者』(20年)、『ブレイブ -群青戦記-』(21年)に出演した三浦春馬が演じる。ドラマ版とは異なる視点と結末が加わるという。

日米合作の本作には、他にも田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也らが脇を固め、国際色豊かな演技派俳優陣が顔を揃える。

監督・脚本は『ひよっこ』(17年)、現在放送中の『青天を衝け』の黒崎博。音楽はアカデミー賞5部門ノミネートの『愛を読むひと』(09年)のニコ・ミューリー、サウンドデザインに同賞8部門ノミネート、主題歌賞を受賞した『アリー/スター誕生』(18年)のマット・ヴォウレスと、ハリウッド最高峰のステージで活躍するスタッフが集結。さらに『アルマゲドン』(98年)、『ジョン・ウィック チャプター2』(17年)で知られる名バイプレーヤーのピーター・ストーメアがアインシュタインの声で出演する。

解禁された特報映像には修(柳楽)、世津(有村)、裕之(三浦)、それぞれの表情が切り取られている。未知の世界へのあくなき探求心で研究者として純粋に実験に没頭しながらも、国の運命を左右する極秘任務に向き合い苦悩の表情を浮かべる修、兄弟2人を包み込むような笑顔を見せる一方で誰よりも未来を考えている世津、「俺だけ死なんわけにはいかん」と兵士であることへの葛藤に涙を見せる裕之。それぞれの思いを抱えながらも、裕之の「いっぱい未来の話しよう」の言葉とともに、3人は固く手をつなぎあう。

あわせて解禁されたティーザービジュアルは、青空・海・白い砂浜の3拍子が揃い、未来を見すえて歩みを進める姿が、まさに青春グラフィティを描き出す1コマ。夏の海で3人が未来を信じ、どのように過ごしたのか、想像が膨らむ1枚だ。

『映画 太陽の子』は8月6日より全国公開。