グラミー賞5冠など快挙の裏で体型批判をする人々に悩まされてきた歌姫
【セレブの美容術】新型コロナウイルスの影響でライフスタイルが一変してから1年以上が経過しましたが、ある調査によると、食生活の変化や運動不足が原因で6割以上の人が“コロナ太り”を経験していると言われています。実際、体のラインが気になっているという人も多いのでは? そこで、「体型批判」と戦う19歳の若き歌姫の言葉をご紹介します。
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今回ムビコレが取り上げるのは、“次世代のポップ・アイコン”と呼ばれている歌手のビリー・アイリッシュ。昨年のグラミー賞では主要4部門受賞を含む5冠を獲得し、女性として初、さらに最年少で主要4部門独占という快挙に世界中の注目を集めました。その勢いはとどまるところを知らず、先月行われたグラミー賞でも年間最優秀レコード賞と最優秀映像作品楽曲の2冠を受賞。グラミー賞で最も権威がある年間最優秀レコード賞を2年連続で受賞したのは、ビリー・アイリッシュを含み3組のみ。しかも、史上最年少の記録も更新するという快挙尽くしの活躍をみせています。
オーバーサイズの服が定番、過去には過度な食事制限や自傷行為も
そんな才能あふれる彼女を悩ませてきたのは、“ボディシェイマー”と言われる他人の体型を中傷する人たちの存在。もともと、ボディラインを隠すためにオーバーサイズの服を着ることでも知られている彼女ですが、過去には体型を気にするあまり12歳でダイエットピルを飲んだり、過度な食事制限を行ったり、自傷行為までしてしまったことを告白しています。
以前、キャミソール姿で外出する姿がパパラッチされた際にはネット上で、彼女の体型について批判するコメントが飛び交い、Twitterではトレンド入りしてしまう事態にまで発展したほど。年頃の女性にとっては、心が痛くなるような出来事ですが、つらい過去を乗り越え、自分自身を受け入れた彼女だからこそ、いまではそんなことも気にしない強い精神力を手に入れたようです。
ありのままの自分を受け入れる強さを持ったビリーは美しい
昨年の5月には、『Not My Responsibility(私の責任ではない)』というタイトルでショートフィルムを公開。自分の価値観だけで他人を非難し、体型や服装で人の価値を決めつけるボディシェイマーたちに対する痛烈なメッセージと、それによって感じている本心を自分の言葉で訴えています。服を脱ぎながら黒い液体のなかに沈んでいくという演出も自ら手掛けており、その力強い発信力には思わずくぎ付けになってしまうほど。最後には、「私の価値はあなたがどう思うかだけで決まるの? 私に対するあなたの意見なんて、私の責任ではない」と言い放ち、多くの共感を呼んでいます。
何かと外見を重視する社会の風潮があるため、過度に体型を気にしてしまうこともありますが、ビリー・アイリッシュのようにありのままの自分を受け入れて愛することのほうが大事のようです。(文:志村昌美/ライター)
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