おいしそうなのに中身はスカスカなパンケーキ、なのか?
『新聞記者』や『i-新聞記者ドキュメント-』の配給元であるスターサンズが制作した菅政権に迫るドキュメンタリー映画『パンケーキを毒見する』が、7月30日に公開。その特報映像が公開された。
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「ふわふわに膨らんで美味しそうなのに、中身はスカスカな、まるでパンケーキのような菅政権を作ったのは、果たして誰なのか? みんなで一緒に毒見しようという映画です!」と元気よく登場したこの映画は、政権にいたずらに異議を唱えたり、スキャンダルを暴こうとする政治ドキュメンタリーではなさそう。むしろ、ブラックユーモアや風刺アニメを愉しみつつ、様々な角度から浮き彫りにされる菅政権ひいては日本の「変なところ」を考えようという、バラエティ要素を盛り込んだかつてない作品となっている。
特報映像でも、元官僚の前川喜平や政治家の石破茂らが菅義偉という人物について語る一方、70年代に一世を風靡した英国BBCのコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』を思い起こさせるような切り絵調のコミカルなアニメーションも登場する。
菅首相の素顔(スガオ)に迫る政治バラエティ映画
本作品のタイトルだが、菅が首相就任早々の大手メディアの政治担当記者を対象に開催されたパンケーキ懇談会をモチーフにしているそう。安倍政権下で官房長官としてメディアをコントロールしてきただけに、「パンケーキを食べるかどうか?」が、メディアに対する踏み絵だったのではないかというのだ。
秋田のイチゴ農家出身で、上京してから段ボール工場で働き、国会議員の秘書から横浜市議会議員を経て衆議院議員となった菅。叩き上げの苦労人としての顔の一方で、日本学術会議会員の任命拒否など強権的な姿勢も目につく。本作品は、彼がこれまでそのような実績を上げ、何を考えているのかを明らかにしようとするバラエティ映画だ。
『パンケーキを毒見する』は7月30日に公開される。
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