プライベートを隠せないスターの苦悩を語る
ドリュー・バリモアがホストを務めるTV番組「The Drew Barrymore Show」にヒュー・グラントがゲストとして登場、映画で共演もしたバリモアとの意外な出会いについて語った。
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20日(現地時間)、ドリューの番組にリモートで出演したヒューは、ドリューから「私たちの初めての出会いについて話しましょう。覚えてる?」と聞かれると、突然気まずそうな表情に。そして言葉に詰まる彼にドリューが「直接会ってはいないけど、私がコンタクトを取りました」と水を向けると「その通り! 君はとても優しかった」と笑顔になった。
ヒューは1995年にロサンゼルスの公道で売春婦と淫らな行為に及んだとして逮捕された。ドリューから連絡が来たのは、ヒュー本人が「暗黒時代の真っ只中」と表現する時期。「僕はイギリスに戻っていた。(滞在していた)僕の農場を5000人の報道陣が囲んでいたよ。そんな時に君からの手紙を開けたんだ。とても応援してくれる親切な内容で、元気づけられた」と明かした。
「ドリュー・バリモアが大好きだ!と思ったね。ハリウッドの知らない女優からの応援の言葉というのは素敵だった。君はいつも僕の心の中にいるよ」と語った。
ドリューは『E.T.』(82)などで子役スターになった後、10代でアルコールやドラッグ依存に苦しんだ過去があり、ヒューが起こした騒動について、自分のことのように感じたという。
「俳優や政治家、その中間的な存在でも、私たちは彼らが完璧で決して欠点がない人物であることを期待してしまうもの。プライベートでいろいろ起きたとして、それを隠しておきたいけれど、私たちにはそういう特権がない。だから、あなたに連絡を取りたいと思ったの」と話した。
2人は2007年にロマンティック・コメディ作『ラブソングができるまで』で共演。落ちぶれた元アイドルが作詞の才能のある女性と出会い、2人でヒット曲を作る物語で全米1位を記録したヒット作は、2人も気に入っているという。
ヒューは「出演作の中には大嫌いな作品もある」と前置きしてから、『ラブソング〜』について「あの映画を嫌うのは不可能。あの映画の僕らは最高で、チャーミングだ」と振り返った。
良き共演者にして良き友人である2人は、酔っ払って人前で延々キスし続けたこともある。数年前、外出先で偶然会った時、酔っていたドリューはヒューを見つけて歩み寄り、彼のシャツの襟をつかんで引き寄せると挨拶がわりに熱烈なキスをしたそう。ドリューによると、その時のヒューの表情は「今までこんな挨拶の仕方をしたことなかったじゃないか」というものだったそう。「それから、『これも悪くないな』という表情に変わったでしょう」とドリューが語ると、ヒューは「僕もすごく酔っ払っていた。一緒にいたのは、酔っていない映画会社の重役たちで、彼らは驚いていたよ」と答えた。
現在は2018年に結婚した妻と5人の子どもに囲まれているヒュー。「僕には最高の妻がいる」と話し、子育てと年老いた父親の世話もしている自身の近況について「すごく疲れて惨め」と自虐を交えつつ、「今までで一番幸せだ」と語った。
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