強く威厳のある雰囲気と際だった知性を表現
エミー賞受賞クリエイティブ・ディレクターのフランク・ドルジャー(ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』)が製作総指揮を務める超大型国際ドラマ『THE SWARM(原題)』(2022年世界同時配信予定)がイタリアで制作を開始。物語後半のキーパーソンとして木村拓哉が出演することがわかった。
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本作品は、深海に生息する未確認知的生物の群れに直面した“人類の闘い”を描くSFサスペンス。木村は、全人類の運命を託された科学者グループのひとつ“ミフネ財団”の創設者として、自らそのチームを指揮するアイト・ミフネを演じる。
木村は、大好きな『ゲーム・オブ・スローンズ』の制作チームからのオファーに対し、素直に喜びを表現。本作についても、「原作の世界観の完成度が高く、この世界観の中に自分が参加できる事を大変嬉しく思います。どんな役であれ、頂いた役柄を大切に演じたいと思っています」と抱負を述べた。
一方、フランク・ドルジャー製作総指揮は、木村について、「知性と威厳を兼ね備えた素晴らしい役者さんと出会えたことは大きな喜び」と歓迎。木村の出演作品を見て、強く権威ある雰囲気と際立った知性を同時に表現できるミフネにうってつけと感じて熱烈なラブコールを送ったいきさつもあり、「ミフネというキャラクターをより深化させる作業を共にできることは大きな喜びでもあり、彼の仕事に取り組む真摯な姿勢は本当に尊敬に値するものだと思っています。そして日本を代表するスターを新たな視聴者に紹介できることに非常にエキサイトしています」と語った。
ベストセラー小説を映画化。環境問題描くSFサスペンス大作
本作品は、ドイツ国内だけで450万部のヒットを記録したフランク・シェッツィングの世界的ベストセラー小説「THE SWARM」の映画化。映像化不可能と思われた壮大な世界観を、国際色溢れる最高のスタッフ&キャストに最新の技術を導入して描く、世界最大級の海洋SFサスペンス大作だ。
フランクは本作のエグゼクティブ・プロデューサーも務めており、「僕にとって重要だったのは、単に映像化することではなく、現代化することでした。すなわち、起こりうる未来を描き、若い世代の人生や恐怖、希望をストーリーの中心に据えることです」とコメント。自ら本作のために脚色を加えている。
同じくエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねるマーク・ハッファムは、「環境破壊と保全という現実社会の差し迫った課題に即した本作のテーマに惹かれてすぐに参加を決めました」と言う。
マネージング・ディレクターのエリック・ウェルベールは、「(水中以外の)撮影はすべてイタリアで行われますが、物語で描かれる舞台はカナダやペルー、ノルウェー、その他様々な国や地域に及びます」と、本作品の主題に則り環境に配慮した制作であることを強調している。
監督は、バーバラ・イーダーと、ルーク・ワトソン。脚本はスティーヴン・ラリーとマリッサ・レストラード。
国境を越えて才能溢れるクリエイターが結集して取り組む一大プロジェクトにおいて、木村がどんな個性を放つか注目される。
『THE SWARM(原題)』(全8話)は、Huluで2022年に独占配信予定だ。
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