マイケル・ジャクソン“ムーンウォーク”の元祖に、ユダヤ人を救った涙の過去
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パントマイムの神様の知られざる過去
“パントマイムの神様”マルセル・マルソーの実体験に基づく映画『沈黙のレジスタンス〜ユダヤ孤児を救った芸術家〜』が8月27日に全国公開。このたび、ポスタービジュアルと場面写真が公開された。
“パントマイムの神様”を描いた『沈黙のレジスタンス』感動シーン公開!
公開されたポスタービジュアルは、ジェシー・アイゼンバーグ演じるマルセル・マルソーが、ボーダーシャツ姿でパントマイムをする後ろ姿のアップ。のちにパントマイムの典型的なイメージを形成したキャラクターBip(ビップ)を彷彿させる。
その背景にあるのは、ナチの旗がはためく中、強い眼差しで何かを見据えるマルセルと子どもたちの無邪気な笑顔──暗示しているのは、マルセルがナチに親を殺された123人の子どもたちに笑顔を与え、のちに安全なスイスへ送り届ける感動のストーリーだ。
また、同時に4枚の場面写真も公開された。
一枚目は、軍服に身を包んだエド・ハリス。彼が演じるのは、アメリカ陸軍大尉ジョージ・S・パットン。果敢な攻撃でドイツ軍を追い詰め、その名を冠した戦車や映画が作られたことでも有名な人物だ。
2枚目は、ピクニックを装ってユダヤ人孤児を逃がそうとするマルセルが、“リヨンの虐殺者”と恐れられたナチのクラウス・バルビー親衛隊中尉(マティアス・シュヴァイクホファー)と対峙する、緊迫の場面写真だ。
そのほかにも、冒頭に掲げた炎に焼かれるナチの軍人のカットや、雪深い山道を歩くマルセルとユダヤ人の孤児たち逃避行の模様など、緊迫感あふれる写真が並ぶ。
その他、マルセルが当時身を投じたレジスタンス活動の過激さが伝わる写真はコチラ!
実話を基に子どもたちの救出劇を描く
マイケル・ジャクソンの“ムーン ウォーク”のヒントとなるなど、世界中の俳優やダンサー、ミュージシャンに影響を与え、2007年に84歳でこの世を去ったマルセル・マルソー。彼が第二次世界大戦中に、ナチと協力関係にあったフランス政権に立ち向かうレジスタンス活動に身を投じたエピソードを描いたのが本作だ。
物語の舞台は1938年のフランス。マルセルは、兄のアランと従兄弟のジョルジュ、想いを寄せるエマ(クレマンス・ポエジー)と共に、ナチに親を殺されたユダヤ人の子どもたちの世話をする。マルセルのパントマイムで子どもたちは笑顔を取り戻していくが、1942年、遂にドイツ軍がフランス全土を占領。そこでマルセルは、アルプスの山を越えて子どもたちを安全なスイスへと逃がそうと決意するが──。
マルセルを演じるジェシーは、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネートの経験があり、自身もユダヤ人で、母親はプロの道化師である。
監督はポーランド系ユダヤ人で、ベネズエラで最も著名な映画監督であり脚本家、ベストセラー作家でもあるジョナタン・ヤクボウィッツ。代表作『ベネズエラ・サバイバル』は『タイタニック』や『パツション』を抜きベネズエラ史上No1ヒットを記録したほか、ロバート・デ・ニーロ出演の『ハンズ・オブ・ストーン』はカンヌ国際映画祭に出品され喝采を浴びた。
『沈黙のレジスタンス〜ユダヤ孤児を救った芸術家〜』は、8月27日に全国公開される。
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