フィリップ殿下の葬儀でも溝は埋まらず
昨年イギリス王室の公務から退いたハリー王子は、兄のウィリアム王子との確執がまだ続いているようだ。
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ハリー王子と妻のメーガン妃は昨年からアメリカに移住し、6月4日(現地時間)には第2子の娘・リリベット・ダイアナちゃんが誕生した。だが、3月にTV番組で夫妻が王室での日々を赤裸々に語り、王室との溝が深まった。
ハリー王子と王室の関係に回復の兆しが見えたのは4月、祖父のフィリップ殿下の葬儀でハリー王子がイギリスに戻ったときだった。葬儀から城へと戻る道で、ハリー王子はウィリアム王子と妻のキャサリン妃と3人で歩き、兄弟が会話する姿が見られた。
だが、Netflixの人気シリーズ『ザ・クラウン』の時代考証を務める歴史家、ロバート・レイシーは「Daily Mail」紙の論説で、「和解に向けて少しずつ前進しているかのように見えた。だが、その期待は兄弟が城の中に入り、カメラの視界から外れた数分後に打ち砕かれた」と記している。
共に葬儀に参列することが、争っていた兄弟それぞれの自省の機会になるかと思われたが、39歳と36歳の兄弟の対立は収まることがなかったようだ。
「両者の怒りと憤りは信じ難いほど深まっている。あまりにも過酷で、傷つけるような応酬があった」と、ロイヤル・ファミリーの友人からの情報をもとにレイシーは分析した。
また、葬儀後には別の関係者がUs Weekly誌に「ハリーはイギリスにいる間にウィリアムと話をしたので、その点では、彼らはいくばくかの前進を遂げました」と明かした。「ですが、すべてが許され、互いの矛先を収めたという段階ではありません」
3月のインタビュー番組で、ハリー王子は兄が王室の任務に「囚われている」と語り、「私はウィリアムを心から愛しています。一緒に地獄を見てきたし、経験も共有しているけど、違う道を歩んでいるのです」と語った。
王子たちは7月1日(現地時間)、ケンジントン宮殿のサンクンガーデンに設置される亡き母のダイアナ妃の像の除幕式に共に出席する予定で、ハリー王子はすでに英国に戻ってきている。
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