“首狩り族”の元でたったひとり住み込みした日本人! アマゾン先住民の人生観を捉えたドキュメンタリー
映像人類学者・太田光海の初監督作品
単身アマゾンの熱帯雨林に乗り込み、先住民のもとで1年住み込みして捉えたドキュメンタリー映画『カナルタ 螺旋状の夢』が10月2日に公開されることが決定。ポスタービジュアルが公開された。
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監督は、1989年東京生まれの映像作家、写真家、ライター、人類学者で、本作品が初監督の日本人、太田光海。
公開されたポスターは、草木が生い茂るアマゾン熱帯雨林で薬草を探す先住民の姿を映し出しており、本作品の衝撃的展開と、太田監督の感受性豊かな他者への眼差しを象徴する1枚となっている。
夢が螺旋状に絶えず更新される──“首狩り族”の人生観に迫る
本作品は、太田監督が英国・マンチェスター大学で映像人類学の博士課程に属し、卒業制作のためエクアドル南部アマゾン熱帯雨林に住むシュアール族の元に滞在、調査して捉えたドキュメンタリー映画。
シュアール族は、かつて首狩り族として恐れられ、スペイン植民地時代にも武力征服されたことがない民族として知られている。
彼らは、口噛み酒を飲み交わしながら日々森に分け入り生活の糧を得る一方で、アヤワスカをはじめとする覚醒植物がもたらす「ヴィジョン」や、自ら発見した薬草によって、柔軟に世界を把握する。
太田監督は、森で自ら薬草を発見して回るセバスティアンと、初の女性村長であるパストーラ夫妻の家に1年間住み込み、彼らの住むエコロジカルな世界に躊躇なく身を投じる。そして、極めて個人的視点のカメラを通じて、丹念かつ詩的に彼らの日常をすくい取っていく──。
“夢”を通して“螺旋状に”絶えず更新を続けるアマゾン先住民の人生観とその生き様に、現代を生きる我々が学ぶべきこととは?
本作品は、ニューヨーク映画批評家協会賞、フィレンツェ映画祭、ビヨンド・アース・フィルム映画祭、コルカタ国際カルト映画祭などでベスト・ドキュメンタリー賞を受賞するなど、世界中で高く評価されている。
『カナルタ 螺旋状の夢』は、10月2日に公開される。
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