攻める森田望智vs寄り添う恒松祐里…新旧2大女優の悲哀が切ない『全裸監督』インタビュー
村西とおるを巡る新旧大女優が見せる悲哀が切ない
山田孝之が業界の風雲児・村西とおる役を演じたNetflixオリジナルシリーズ『村西とおる シーズン2』。6月24日の配信開始以来、一気見する人が続出し、国内総合TOP10で首位を獲得した。そしてこのたび、村西とおるのヒロインとなる2大女優、黒木香と乃木真梨子をフューチャーしたフィーチャレット映像と、場面写真が公開された。
・実は名曲揃いの『全裸監督 シーズン2』のサウンドトラックにも注目
公開されたフィーチャレット映像では、『シーズン1』で村西とおる(山田)と『SMっぽいの好き』を撮り村西の大ピンチを救った黒木(森田望智)に憧れ、『シーズン2』で美容部員から業界入りし第2のヒロインとなる乃木真梨子を演じた恒松祐里のインタビューからスタート。
「私の役は、黒木さんの出演作品を見て、女優になる決意をした野心のある女の子です」と語る。
乃木について武正晴総監督は「黒木さんとは好対照なキャラクター」と解説。山田も「無邪気というか、天真爛漫な感じの、会ったことがないタイプ」と語る。
もっとも恒松は「『この人(黒木)の背中を超えられるのか』というのが彼女(乃木)の葛藤でもあるんですけど、それは私自身の葛藤でもあって……」と、本作品に参加したときの役柄を超えたプレッシャーを吐露した。
一方、『シーズン1』から登場し黒木を演じる森田は、「乃木さんと(村西のヒロインという立場が)入れ替わる所だったり、新しい黒木香像みたいなものを凄く模索しています」と話し、「黒木さんの目線でいうと、(村西の)心がこっちに向いてないんだな、というのをずっと感じていく……」と、黒木の切ない心情について語っている。
そして恒松は、「2人の女優が出てきた面白さ、白と黒のように全く性格も役柄もイメージも全然違うので、女たちの戦いみたいな所を楽しんで頂けたらと思っています」と『シーズン2』の見どころを語る。
最後は本編の「私じゃ駄目ですか? 黒木さんの代わり」という印象的な乃木のセリフで映像は締めくくられる(https://www.youtube.com/watch?v=F9u9LA3o26A)。
また、公開された2枚の場面写真は、『シーズン2』で村西が新たに立ち上げた会社「ダイヤモンド映像」の広間で、壁に掲げられた自身の巨大ポートレートを背景に佇む黒木の姿と、全財産と仲間を失って疲弊した村西の傍で最後まで一人優しく寄り添う乃木という対照的なカットとなっている。
村西とおるの転落を描く『シーズン2』にしてファイナル
本作品は、アダルトビデオ業界で一世を風靡した村西とおる監督の生き様を描いた『シーズン1』の続編にしてファイナルとなる、実話を下敷きにした人間ドラマ。
業界の頂点に立った村西は、企画シリーズものを大量に制作するも、いずれも黒木(森田)と作り上げた伝説の作品には遠く及ばない。また黒木は、再び村西との作品制作を切望するが果たされず、2人の間には溝が生まれていた。そんな折、衛星放送事業への進出を赤坂銀行融資課の本田(吉田栄作)から勧められた村西は、それに疑問を抱く川田(玉山鉄二)の意見に耳を傾けることなく新会社・ダイヤモンド映像を立ち上げ、第2のヒロイン乃木真梨子(恒松)ら新たな女優たちのプロモーションを始める。一方、『シーズン1』のラストで袂を分かったトシ(満島真之介)はヤクザとなるも、村西に対して複雑な感情を抱いていた。果たして、村西とその仲間たちの末路は?
シリーズ最終作となる『全裸監督 シーズン2』は、『シーズン1』(19年配信開始)とともにNetflixで配信中。
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