来年度のオスカーノミネートに変化与えるか? 新アカデミー会員発表 46%が女性に。多様化進む
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395名を新会員に招待。昨年より数減らす
アメリカ合衆国を中心に世界の映画業界人によって構成され、毎年アカデミー賞を選考、授与する「映画芸術科学アカデミー(AMPAS)」が新たに、395名を会員に招待した。
・マイノリティ起用3割以上がマスト! アカデミー賞が多様性推進のために打ち出した新条件とは?
リストの中にはジャネット・ジャクソンやロバート・パティンソン、今年の第93回アカデミー賞で助演女優賞を受賞したユン・ヨジョン(『ミナリ』)、オリジナル脚本賞を受賞したエメラルド・フェネル(『プロミシング・ヤング・ウーマン』)、主題歌賞を受賞したシンガーのH.E.R.(『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』)をはじめ、これまでのオスカー候補89名(受賞者25名を含む)が名を連ねている。
フェネルや、監督賞、脚本賞などで候補になったリー・アイザック・チョン(『ミナリ』)、脚色賞を受賞したフロリアン・ゼラー(『ファーザー』)、助演男優賞候補だったレスリー・オドムJr.(『あの夜、マイアミで』)ら8名は複数の部門から招待された。
AMPASは、俳優部門の候補全員が白人だった2015年の「OscarsSoWhite(アカデミー賞は白人ばかり)」騒動の余波を受けて、2016年以来、毎年大規模な人数を招待してきたが、今年5月に「今後の着実な成長を可能にし、すべてのアカデミー会員をサポートするために必要なインフラ、スタッフのリソースと環境を確保するために、会員招待数を近年の約半分に制限する」と発表。招待数は昨年の819名の半数以下に抑えられた。
選考については、プロフェッショナルな資質に基づいて、AMPASが多様性を受け入れる新基準として掲げる「アカデミー・アパーチャー2025」の一環として、インクルージョンや公平性も重視して、招待する。
全体の46%が女性で、39%が少数派の民族/人種のコミュニティ、アメリカ以外の49ヵ国から招待された人数は全体の53%と過半数を超えている。また、俳優、監督、脚本、衣装デザイン、音楽部門では大半が少数派グループを、10の部門が大半の候補者をアメリカ国外から招待した。キャスティング・ディレクター、衣装デザイン、ドキュメンタリー、プロデューサーなどの部門では女性の招待者の数が男性を上回った。
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