『ゴジラvsコング』初日3日間で6億1890万円
7月2日から公開された『ゴジラvsコング』が大ヒットスタートを切った。初日3日間のオープニング興収は6億1890万円。6月公開作で最大のヒットとなっている『るろうに剣心 最終章 The Beginning』のオープニング興収5億800万円を上回った。IMAX版、4D版、DOLBYCINEMA版でも上映。シネコンでの上映回数は通常は1日5回のところ、字幕版と吹替版を合わせて10回上映するところが目立つ。
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配給元・東宝の初日アンケートによると、男女比は72%対28%。年代別では、30代が24.5%、50代が24.1%、40代が21.4%と30代以上で7割を占めている。
5月29日にフジテレビ系『土曜プレミアム』で前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が放送。6月28日にはジャパンプレミアイベントが催され、本作でハリウッドデビューを飾った小栗旬、日本語吹き替え版で声優を務める芦田愛菜、田中裕二、尾上松也、笠井信輔が出席。また7月2日にはTOHOシネマズ 六本木ヒルズで小栗らが初日舞台挨拶を行い、PRに務めた。
大ヒットスタートとなったものの、前作と比べると物足りなさもある。前作のオープニング興収は9億1900万円で、本作は67%にとどまっている。5月14日に公開予定だったが、緊急事態宣言発令の影響で7月2日に公開を延期。公開直前での延期決定となったため、メディア露出やテレビCMは5月14日の公開に合わせたものが多くなった。7月2日公開に向けて改めてテレビCMが流れたが、宣伝費を既にある程度使っていたこともありCMの量は限られ、公開に向けての盛り上がりはややトーンダウンした。同じく公開延期となった『ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち』『夏への扉 キミのいる未来へ』の興収が伸び悩んでいる状況を踏まえると、公開延期作の興行の難しさが浮かび上がる。
夏映画の先陣を切った『ゴジラvsコング』。7月22日~25日の4連休、そして夏休みなど集客が見込める時期は今後に控えている。前作の最終興収28.4億円にどこまで迫れるか、期待したい。(文:相良智弘/フリーライター)
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