キム・ドンウク×ムン・ガヨン、大人のラブストーリー『その男の記憶法』
人気番組「ニュースライブ」のキャスター、イ・ジョンフン(キム・ドンウク)は、どんなトラブルにも動じない冷静沈着な性格。ある日、番組にトラブルメーカーの女優ヨ・ハジン(ムン・ガヨン)がゲスト出演する。いつものようにキツイ言葉でやりこめるジョンフンだったが、彼女が発したある言葉に硬直してしまう。亡くなった恋人がかつて自分に話した言葉と全く同じだったからだ。番組終了後にジョンフンは放送局長から呼び出され、ハジンと飲むことに。その翌日、2ショット写真とともに熱愛報道が出てしまい…。
・甘え上手なキス職人!! ソ・イングクが頼りない御曹司を演じるラブコメディ!
キュートな恋と切ない愛!
すべてのことを記憶してしまう過剰記憶症候群という病気を抱えるジョンフンに対し、ある事件から記憶を失ってしまったハジン。はじめはハジンのことを避けていた彼だったが、無邪気にアプローチしていく彼女が可愛らしく、見ているほうもニンマリしてしまう。
そんなハジンの過去の事件を知り、「あなたと会うことはないだろう。でも、幸せになってほしい」というジョンフンのセリフは胸キュン必至だ。最初こそ映画の宣伝のために偽装恋愛をしていた2人だが、次第にお互いを深く思いやるようになり、過去の真実に葛藤していく姿は涙なしでは見られないだろう。
ラブとサスペンスが絶妙に絡んだストーリー展開
ジョンフンの元恋人が亡くなった背景についてはかなりサスペンスフルに描かれており、ハラハラドキドキさせられる。そして、ハジンにも同じようなことが起きようとしていた…。犯人は捕まっているのになぜ!? 「二度と間違いを起こしてはいけない!」とばかりにハジンを必死に守ろうとするジョンフンがカッコいい。そんな事情から、本格的に付き合うことになった2人の幸せを願わずにはいられなくなる。
どんな役でも演じ切るキム・ドンウク
落ち着いた大人の男の魅力全開のキム・ドンウクは、1983年生まれの実力派俳優。敬虔なカトリック信者でもある彼は、ドラマ『コーヒープリンス1号店』(07年)で一躍人気となり、映画『神と共に』シリーズにも出演した。ドラマ『チェックメイト! ~正義の番人~』(19年)では、役作りのために10キロ増量した甲斐あって、数々の賞を獲得。本作でもMBC演技大賞ベストカップル賞を受賞し、現在もドラマ『君は私の春』に出演している。
深夜のデート術も学べる!?
ジョンフンが出演する「ニュースライブ」は夜の生放送のため、ハジンとデートする際は、番組終了後の深夜1時か2時頃に待ち合わせすることが多い。そんな時間に落ち合うこと自体が新鮮に映り、まさに大人のデートという印象を受ける。その反面、“初恋か?”というぐらいにピュアな2人の様子には、誰もが自分の過去の恋愛を思い出し、トキメキを覚えずにはいられなくなるだろう。
2人がどのようにして過去を乗り越え、絆を深めていくのか、最後まで見守りたくなる珠玉の正統派ラブストーリーだ。(文:渡邉啓子/ライター)
『その男の記憶法』は、Amazon Prime Videoにて独占配信中
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