俳優のウエンツ瑛士が、小栗旬主演の日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』に出演することが分かった。今作がイギリス留学から帰国後初のドラマ出演となる。
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ウエンツ瑛士、15年ぶりに日曜劇場出演「素晴らしいキャスト、スタッフさんの皆さんとお芝居をできる喜びに満ちあふれています」
『日本沈没―希望のひと―』の原作は、1973年に刊行された小松左京による不朽の名作「日本沈没」。刊行の翌年にはTBSでテレビドラマ化され、それ以降もドラマのみならず映画やアニメ、漫画など様々なかたちで語り継がれてきた。刊行から48年の時を経て、この原作に大きくアレンジを加えて新たに繰り広げられる今作は、原作でも描かれていた環境問題を、2021年バージョンとして今に照らし合わせて鮮明に描き出す。さらに、主人公を含め登場人物をオリジナルキャラクターにすることで、2023年の東京を舞台に、今描くべき物語を展開。沈没という目に見えない危機が迫る中、“見出していく希望”をテーマに描く。
ウエンツが演じるのは、小栗演じる主人公・天海啓示と共に各省庁の代表として召集された、個性豊かな“日本未来推進会議”メンバーの1人、石塚平良(いしづか・たいら)。石塚は、厚生労働省代表でメンバー最年少。各省庁間で対立し合う会議メンバーの中で、潤滑油となる存在だ。
子役時代からドラマ・映画・舞台とエンターテインメントの世界で多岐にわたる活躍をしてきたウエンツは、バラエティ番組にも引っ張りだこの中、2018年10月からイギリス・ロンドンに演技留学。今作が帰国後初のドラマ出演となる。そんなウエンツのドラマ初主演作は、2005年にTBSで放送された愛の劇場『正しい恋愛のススメ』。日曜劇場への出演は2006年放送の『輪舞曲−ロンド−』以来15年ぶりだ。また、主演の小栗とはドラマ『ごくせん』で共演経験がある。未曾有の危機に立ち向かう中、日本未来推進会議で小栗とどのような掛け合いを見せるのか注目だ。
出演にあたってウエンツは「素晴らしいキャスト、スタッフさんの皆さんとお芝居をできる喜びに満ちあふれています。歴史のある作品で気の抜けないシーンが続いていきますが、その中で、弱さが剥き出しになった時に起こる人間ドラマを楽しんでいただけるんじゃないかと思います。1つの判断が命を左右する未曾有の危機においてのムードメーカーという役割は、役柄的にも僕自身も常に不安との闘いでした。しかし希望も絶望も全て人の中にある事を改めて学べる素晴らしい作品です」とコメントしている。
東仲恵吾プロデューサーは「ウエンツ瑛士さんが演じる石塚は、沈没という危機の中で“リーダー”として人々を救い出すために全力を尽くす官僚の1人。極限状態での覚悟が求められる中で、石塚はくじけそうになったり、逃げ出したくなりながら、成長していく役どころです。この役を考えた時に、まわりから愛されるかわいらしさがありつつ、自分で決めたことを貫く強い意志を持つウエンツさんそのものだと思い、ご出演をお願いしました。実際にウエンツさんが演じてくれたことで、石塚に一味も二味も人間味を加えていただき、魅力的で、なによりも本当に誰からも愛されるキャラクターにしてくれました。また、役柄のみならず “チーム日本沈没” のムードメーカーとしても、盛り上げてくれました」とウエンツの働きを讃えている。
日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』は、TBS系列にて10月より放送スタート。
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