映画『サマーフィルムにのって』が8月6日より全国公開中。ムビコレでは出演する金子大地のインタビューを掲載している。
「アニメに出てくるようなさわやかな少年」を好演/『サマーフィルムにのって』金子大地インタビュー
本作は、伊藤万理華演じる、時代劇を愛する高校3年生のハダシが、映画作りに明け暮れるひと夏を切り取った青春映画。キラキラ恋愛映画ばかりの映画部でくすぶっていたハダシの前にある日、武士役にぴったりな凛太郎(金子)が現れる。ハダシは、すぐさま個性豊かな“7人の”仲間を集め、文化祭でのゲリラ上映を目指すことに。青春のすべてをかけた映画作りの中で、ハダシは凛太郎へのほのかな恋心を抱き始めるが、彼には秘密があって……。青春映画でありながら、恋愛と友情だけでなく、時代劇やSFといったさまざまなジャンルが見事に組み合わさった作品となっている。
金子が演じるのは、未来から来た青年という役どころ。「少し異質というか、浮いた役でもあったので、どうやって落とし込もうかなと考えていましたが、とにかく伊藤さん演じるハダシ監督の大ファンで、純粋に好きであるというところを表現しようと思いました」と語る。その上で意識したのは中性的な雰囲気と凛としたさわやかさ。
「すごく繊細で中性的なキャラクターだなと思っていたので、(自身と)特にリンクはしなかったです。『どうしたら中性的に見えるかな?』ということと、過去に戻ったことで成長していく姿を見せられたらいいなと思いました。僕はどうしても話し方が男っぽくなってしまっていたので、『もっとさわやかに』とよく言われました。自分にはない部分だったので、苦労しました」。
撮影現場では共演者同士みな仲が良く、学生時代に戻ったような楽しさがあったそう。「ムードメーカーの板橋駿谷さんをはじめ、みんなすごく仲良くなったので、和気あいあいとした現場でした。撮影の合間は、お芝居のことよりも、それ以外の話で盛り上がったり、ゲームしたり、本当の学生生活みたいだったなと。でも、仲良くなりすぎて、うるさいと怒られたことも(笑)。ギュッと濃縮された日々だったので、楽しかったですね」。
撮影する映画が時代劇とあって、金子と伊藤は殺陣のシーンにも挑戦している。「すごく大切なシーンだったので、撮影に入る前から殺陣の練習を何度もしました。ただ、コロナの影響で撮影が一度中断されてしまい、撮影が再開されたときには振りが少し抜けてしまったので、それを取り戻すのが大変でしたね。伊藤さんとは撮影の合間に2人で練習して挑んだので、今回の撮影でも思い出に残っているシーンのひとつです」。
金子自身の青春にまつわる思い出を聞いてみると、「僕の地元・北海道は夏がすごく短いので、夏になると青春を感じますね。海に入れる期間も限られているので、『いましか楽しめない!』と思って、毎日のように海に行っていました。短い夏に友だちと行ったところの景色とか、キャンプしたこととか、香りみたいなものは記憶として鮮明に残っています」 金子大地のインタビュー全文はこちら!
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