ゆるふわな黒木華、仕事に向かうときは鬼の顔に…ミステリアスな売れっ子漫画家のイラスト公開

#BL #アラタアキ #コメディ #ほどける瞳 #不倫 #先生、私の隣に座っていただけませんか？#奈緒 #柄本佑 #漫画 #金子大地 #鳥飼茜 #黒木華 2021.08.20

先生、私の隣に座っていただけませんか？ — (C)2021『先生、私の隣に座っていただけませんか?』製作委員会

現実世界と漫画がリンクする不思議な世界観が魅力

黒木華と柄本佑が夫婦役でW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか？』が9月10日に公開される。このたび、黒木演じる漫画家・佐和子と柄本演じるその夫・俊夫が劇中で描く漫画を手掛けたアラタアキ、鳥飼茜によるイラストポスタービジュアルが公開された。

・金子大地、“瞳の揺れ”で人妻惑わすイケメン教官に！

連載を抱える売れっ子漫画家・佐和子の劇中漫画を手掛けたのは、「ほどける瞳」などBL漫画を中心に活躍するアラタアキ。原稿用紙が舞う中、佐和子と俊夫がペンを持ちこちらに視線を送るイラストポスターに「ふたりの最終回は、このペンだけが知っている。」というコピーが躍る（画像左）。

本作品は、佐和子が打ち出した「不倫」をテーマにした新連載の内容が、俊夫を不安と混乱の渦に巻き込んで精神的に追い込んでいくストーリー。

そんな内容にアラタアキは、「こんなに漫画の内容や絵自体に焦点が当たっている映画作品は新しいなあと思った」と、最初に触れたときの感想を吐露。その上で、「緊張もありましたが、監督をはじめプロデューサーさんたちや撮影部の方のお力を貸していただき、みんなで創っていけたのでとても心強かった」と制作過程について明かし、撮影現場にも足を運んで、ペンの運び方などを黒木、柄本にレクチャーしたという。

本作品については、最後まで現実世界と漫画がリンクする不思議な世界観が魅力だと説明、「先が読めずドキドキしました。現実の佐和子と漫画の佐和子、両方の魅力をぜひ堪能していただければ」とアピールした。

一方、柄本演じる俊夫の劇中漫画を手掛けたのは、「サターンリターン」が好評発売中の鳥飼茜。イラストポスターは、仕事場である佐和子の部屋を背景にどこか物憂げな表情のふたりの顔が並び、「夫婦の数だけ、事件がある。」というコピーが添えられている（画像右）。

もともと柄本が鳥飼作品のファンで、今回のオファーも柄本が演じるキャラクターの描く漫画ということで鳥飼も快諾したといい、「現実と創作が交差する熱い一幕で自分の原稿が関わることができたことがとても嬉しかったです」と喜びを明かす。

また、「妄想的なファンタジーを覗き見してるつもりが突然突きつけられる現実、ゆるふわな妻が漫画の前ではしっかり鬼の顔になっているのが、同じ漫画家としては頼もしかった」と黒木の演技についてもコメントした。

妻が描くリアルすぎる漫画に、恐怖と嫉妬で怯える夫

本作品は、オリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018」の準グランプリ作品の映画化。

結婚5年目の夏を迎えた漫画家の佐和子は、新作のテーマに「不倫」を選択。佐和子の担当編集者・千佳（奈緒）と不倫をしていた俊夫は、そこに自分たちとよく似た夫婦の姿が描かれていることから、「もしかしたらバレたかもしれない」と精神的に追い詰められていく。やがて漫画は、佐和子と自動車教習所の若い先生・新谷（金子大地）の淡い恋へ急展開。この漫画は、創作？妄想？復讐!? 恐怖と嫉妬に怯える俊夫の中で、現実と漫画の世界の境界が曖昧になっていく……。

『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日に公開される。